熊谷組のゆるキャラ「くま所長」と「ハローキティ」がタッグを組んだ理由とは?
準大手ゼネコンの熊谷組が住友林業との資本提携を発表し、建設業界の話題をさらったのは、つい先月のことだった。しかし、来年もまた熊谷組の動向に、違った意味での注目が集まりそうだ。
なんと熊谷組のマスコットキャラクター「くま所長」が、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボするというのだ。
準大手ゼネコン・熊谷組の「くま所長」と「ハローキティ」は一体何を目指すのか?
熊谷組のコーポレートコミュニケーション室広報グループに聞いてみた。
熊谷組の「くま所長」と「熊谷グミ」
そもそも熊谷組に「くま所長」というマスコットキャラクターがいたことを知らない建設業界人も多いだろう。
「くま所長」は2017年4月、幅広い年齢層に熊谷組を知ってもらう目的で作られた比較的新しいゆるキャラだ。UHA味覚糖と共同制作したノベルティグッズ「熊谷グミ」の商品パッケージがきっかけで誕生したキャラだという。
熊谷組といえば、トンネル工事に強い堅実な企業イメージだが、ダジャレも案外好き。「くま所長」は黄色いマントを羽織っているが、これは声がかかれば「世界中をひとっ飛び!」という意味が込められている。台北101や中国銀行タワーなど、海外の施工実績が豊富な熊谷組を表現していると思われる。
「くま所長」はマントだけでなく、竣工を祝うときに着る熊谷組の法被も着ている。手に持っている杖は「魔法のくまスティック」と言い、その一振でいろいろな姿に変身することができると広報は説明している。何に変身するかは謎だ。