ハローキティがゼネコン熊谷組のヘルメットと法被を着用!
その「くま所長」がなぜ、世界的なキャラクター「ハローキティ」とコラボするのか?
熊谷組の広報担当者によると、熊谷組は来年2018年1月に創業120周年を迎えるため、それを記念して約半年前から企画を練ってきたと言う。ズバリ狙いは「若い世代における建設業のイメージアップ」と「熊谷組の認知度アップ」。ハローキティが「くま所長」とお揃いの熊谷組のヘルメットをかぶり、くま所長とハローキティが「交流」するアニメを2018年1月から特設サイトで公開する。
熊谷組の広報担当者は、「アニメの内容については、公開するまでシークレット」としながらも、「建設業に絡んだ内容だ」と言う。
さらに熊谷組の建設現場では、2018年1月~12月まで仮囲いに、くま所長とハローキティのステッカーも貼る計画だ。人目のつくところに、くま所長とハローキティのステッカーを掲示することで熊谷組の認知度を高めていく。
ハローキティはゼネコン熊谷組の女性活躍推進キャラクター
くま所長とハローキティのコンビは、熊谷組の女性社員を応援する「女性活躍推進の応援キャラクター」としても位置づけられている。
広報担当者によると、熊谷組の女性社員は「まだ全社員の1割程度」だが、2015年から2020年までに「管理職の女性割合を2倍以上」「作業所配置の技術系女性を20人以上」「採用者の女性割合を20%以上」にするといった、女性活躍推進の行動指針を定めている。
そのため、くま所長とコンビを組む相手として、若い女性に認知度が高いハローキティに白羽の矢が立った形だ。どこまでキティちゃんが、建設業のイメージアップと担い手確保に貢献してくれるかは未知数だが、ハローキティマニアの10代女性に聞いたところ、「ゼネコンのヘルメットと作業着を着たキティちゃんはひとまず欲しい」とのこと。
くま所長とハローキティのぬいぐるみは、熊谷組の現場見学会などで配布するそうだ。来年、くま所長とハローキティが絡む建設アニメの公開が待ち遠しい。2018年は色々な意味で熊谷組から目が離せない年となりそうだ。ぜひ、くま所長の「魔法のくまスティック」の一振りで、建設業界を魅力的な世界に変革していただきたい。