おっぞんくんとは?東尾メック株式会社の冷媒銅管用継手
おっぞんくんとは、東尾メック株式会社が開発した冷媒配管の接続継ぎ手だ。なんと火気要らずで、付属のマーキングシートと油性ペン、モンキー2丁だけあれば、冷媒配管同士の接続が可能なのだ!
もちろん配管接続の際に、配管カッターとバリ取り器が必要になるが、圧倒的にガス溶接よりも身軽に作業しやすく、狭いシャフト内や天井裏で上手く利用できる。
さらに、おっぞんくんは機密性も抜群に良く、低コスト。極めつけが時間の短縮、-45℃から130℃までの環境なら耐えられる機能が備わっている。そして、あらゆる配管サイズに対応しており、火気を必要としないので、引火の心配がない点が現場作業において、とても重宝する配管継ぎ手だ。
私は早速現場でおっぞんくんを使用してみた。びっくりするほど楽だった。モンキーの2丁締めも2回ほどで終了し、締め切るとおっぞんくんには目印があるので、締め具合が分りやすい。他の現場でも、おっぞんくんは大活躍だった。突貫工事で改修工事の際に、おっぞん君を使用すると、ガス溶接よりも作業効率がアップ。早く次の作業にかかることができ、工事がスムーズに完了した。
しかし、便利とはいえ、すべておっぞんくんのような冷媒配管継ぎ手ばかりを使用するのではなく、うまく現場で使い分けたほうが良い。なぜなら、なにかに偏ると安心してしまい、ミスが起こる可能性もあるかもしれないからだ。それほど、おっぞんくんは便利なのである。と言いつつ、職業柄どうすれば楽に作業できるかいつも考えてしまうので、おっぞんくんを使えるときは使ったほうが良いと思う(笑)。