建設現場は人間博物館?強烈にイカつい建設作業員さん
現場監督という職業は毎日、バラエティーに富んだ人達と接します。有名な大学を出た設計事務所の方から、学歴とは全く無縁な所で育ってきた作業員さんまで、ありとあらゆるタイプの人々が「建設」という仕事に携わっています。建設現場はまるで人間博物館です。大手企業のサラリーマンであれば、大卒の人と接する機会がほとんどでしょうが、建設業界ではそうはいきません。常識というネジがぶっ飛んでいる作業員さんも、たまに見かけます。
もし私が現場監督という仕事をしていなければ、絶対に出会うことはなかった人、絶対に会話をすることがなかった人の代表例が、見た目が怖い、ガラの悪い作業員さんです。もし、面識がなければ、街ですれ違うときに絶対に道を開けてしまうような、強烈にイカつい強面(こわもて)の作業員さんもいるのです。
実は暴走族のリーダーだった建設作業員
数年前、全国的にも有名なお祭りの時のことです。いかにもヤバそうな暴走族の集団が、あるビルの一角にたむろしていました。通行人はその連中と目を合わせないように、その周辺を避けて行き交っています。
私も暴走族の集団を避けて通ろうとしたのですが、ふと見ると、コワモテ集団の中央にいるリーダーっぽい人は、どこかで見覚えがある顔ではありませんか!そして、思わず目が合うと、相手から「こんにちは!」と挨拶をされてしまいました。
はい~、私の現場で仕事をしている作業員さんです。暴走族のリーダー格が、私に向かって挨拶をしたものだから、周りの連中のギョロッとした視線が、一斉に私のほうに集中します。私も「こ、こんにちは・・・」とチビりそうになりながら挨拶を返したものの、「おいおい、こんな所で挨拶しなくて良いよ」と、ありがた迷惑だったことを覚えています。
職質の常連でも人徳のある建設作業員のギャップ
しかし、見た目が怖いからといって、必ずしも危険人物であるわけではありません。建設現場には見た目に反して優しい作業員さんはいっぱいいます。見た目はどうみても映画『仁義なき戦い』に出てきそうな風貌の作業員さんも、実際に話をしてみるとメチャメチャ低姿勢で優しい作業員さんもいます。「えっ、そのギャップは何?」と、思わず聞き返したくなるような人徳者なのに、警察の職務質問の常連だという作業員さんもいます。
私は建設現場の監督という仕事柄、今ではすっかり慣れて「見た目」で人を毛嫌いすることもなくなってきました。実際に付き合ってみると「外見」と「人間の本質」は違うので、もし工事現場に怖いオーラをまとった作業員さんがいても、積極的にコミュニケーションをとって打ち解けあおうとしています。それが建設現場をまとめる現場監督の仕事でもあります。
人を「見た目」で判断するのは、現場の中でも外でもやめましょう。
正にその通りですね。
人は最初の段階で
見た目の印象でその人の人物像を
作り上げてしまいますが
その人と関わることで
最初の見た目の印象が
気付けば薄くなってますよね˶′◡′˶
結局はその人の人柄ですよね˶′◡′˶
建設業ほどバラエティーに富んだってところはすごく共感。
不適切かも知れないけど超絶頭良いやつから激烈馬鹿までいれば
スーパーポジティブからウルトラネガティブまで
確かに建設業は多様な人がいます。
それでも、個人的に知っている人でなければ無理ですね。人柄なんて見た目でわかりませんし、本人もそう見られることを自覚しているのだから。
性善説が通用しない昨今では、ある程度「見た目」で判断するのは、現場の外では普通でしょう。
元暴走族って奴らはみんな根性がなく、すぐに辞める(笑)
そんな奴ら今まで何十人も見てきた
身なりはその人の内面がでるよ。低姿勢な奴ほどアブナイ。
その人、歯医者やないかい
自分も現場監督やってますけど、入れ墨とかタトゥーとかしている人なんかとは仕事以外では近づきたくないですし絶対に関わりたくないですね。
仕事上で仕方なく付き合っていくしかないので我慢してますが。