型枠工の面木を打ち付ける際のポイント
型枠工に面木施工はつきものである。面木を打っておくことで、角から構造物が割れることを防ぐのが目的だ。
土木の世界では、面木を打った後に生コンを打設し脱型してみると、構造物に面釘の頭が埋まってしまい、後からクリッパーなどを使用して取らなければならない、という光景をよく目にする。これは面釘の頭が面木の面よりも飛び出してしまっているからである。
しかし、実際に面釘を打ったことがある方ならご存知だと思うが、ハンマーを使って面釘を打とうして、ある程度打ち込むと、面木にハンマーが接触してしまう。そうすると面木が割れてしまうため、最後まで打ち込めない状況になってしまう。
そこで、熟練の職人がどうしているかといえば、65の釘の頭を利用しているのである。面釘の頭部分に、65釘の頭を密着させ、65釘の先端をハンマーで殴ることで、きれいに面木の面まで面釘が入っていく。面釘を面木の面の角度に合わせて打ち込むこともポイントだ。
実際に、この方法で施工している職人や施工班を数人は見かけたが、ほとんどの施工者はこの知恵を知らない。そのため、面釘の頭がある程度飛び出してしまう事は仕方がないと考えている施工者も多い。知らなかった施工者の方は、この施工方法を試してほしい。面白いように、きれいに面釘が入っていく。
型枠大工とかいう底辺が勉強しろとか偉そうなこと言ってて滑稽ですね。