作業服について建築業界の女性が気になる点は?
作業服のデザインと、作業服の気になる点について、女性にアンケートを行った。
作業服は女性用への改良が進み、女性用のサイズの設置などが増えている。そのため前回のアンケートよりも、「デザインは男女とも同じであるがサイズが女性サイズである」という回答が大幅に増え、「男女一緒である」という回答が大幅に減ってきた。
また男女別のデザインであるという回答も増え、女性の作業服の改良は進んでいることがわかる。
作業服の気になる点については、回答者が各項目から2つまで選択できる回答とした。2015年は1位であったサイズに対する不満はやや低減したがいまだに指摘は多い。1位は「汗じみ」であった。男性であればあまり気にならないと思われるが、女性は普段着でも汗しみが気になる人は多い。サイズだけでなく素材の検討も今後は必要であることがわかる。
建築現場では男女別のトイレが増えていない
2015年と2017年では、男女別のトイレの比率は変化していない。
小さな建築現場では、まだ男女別のトイレが設置されていない現状もある。
建築現場のトイレで気になる点については、気になる点を3つまで選択できる回答方式とした。2015年度と同様、2017年度も清潔さや臭気などが気になるという回答が多かったが、その一方で、「汚物入れが置けない」「男性のトイレが見える」という回答が2015年度より減り、一部ではあるが女性への配慮が感じられた。