建築女子の現場での休憩方法とは?
昼休みの休憩方法や、現場作業で疲れた時の対処法については、実際に昼休みに行っている休憩方法を17項目から2項目選択するとともに、今後はやってみたいことを1項目選択することにした。2017年と2015年の結果はほぼ同様で、「自席で寝る」「スマホを見る」という回答が多かった。今後やってみたい休憩方法は「自席以外の場所で寝る」が多い。建築現場の一部では女性の休憩場所を設置している事例もあるが、昼休み休憩場所の対応等はまだ進んでいないことがわかる。
建築女子の疲れた時の対処法
疲労した時に実際にやっていることを17項目から2項目選択し、今後やってみたい対処法を1項目選択する回答方式にした。2017年の結果は、2015年と同様の結果となった。「早く帰る」が1位で、またやってみたいことでも1位となっている。2位以下で実際にやっていることでは、「スイーツを食べる」「好きなご飯を食べる」が上位を占め、2015年と傾向が変わっていない。
足や肩を癒すシート材の使用、ストレッチやたいそうなどもやってみたいこととしての回答も多く、短時間で疲労を回復したいという要求が多いことがわかる。
「男女差を感じる」70%超える
働く意識として男女差を感じるか、今後建築業界で働き続けるために必要なことは何か、などの実際に感じることについてアンケートを実施した。男女格差を感じるかという質問に対しては、2015年は「ない」「ある」がほぼ半数であったが、今回「ある」と答えた回答者が大きく増えた。
「ある」と答えた人については、その理由についても択一式でアンケートを実施した。一番多い回答は「優しく接せられる(怒られない)」としたものであった。回りがまだ女性の扱いに戸惑いもあり、男性がよりやさしく接してしまう傾向もみられる。まだ回りの男性が、女性が現場の仕事に就くことに関してなれていない傾向が見られた。