測量技術だけでなく人間関係も学ぶ
インターンシップで現場を体験しているのは、土木建設科2年に在籍する永本亮太(20歳)さん。測量業界への就職を希望している。荒尾市にある有明高校の電気情報科を卒業後、九州測量専門学校へ。進学を決めたのは保護者の進めがあったことから。

九州測量専門学校土木建設科2年に在籍する永本亮太(20歳)さん
「測量技術は難しい面もあり大変です。学校では測量技術ばかりではなく人間関係を学ぶことも心掛けています」と社会人になるための準備も進めている。
インターンシップは、約1カ月半にも及ぶ長丁場。現場に出たり、机上での作業など息をつく暇もないほどだ。将来は測量士補、2年の実務経験で測量士と資格も目白押し。目下のところ2級土木施工管理技士(学科)の取得にチャレンジすることを念頭に置いている。
「近く受験する予定です。前回、あまり準備ができていなかったので、今回は勉強しました。余裕です」と頼もしい。

インターンシップで現場を体験する永本さん(左)と片岡さん(右)
次世代測量への挑戦を
測量業は地域のまちづくりコンサルタントを担う人材としての将来像がある。『従来の測量技術を基礎とし、IT、新観測技術を駆使して4次元の地理空間の観測と位置情報をもった観測データの解析、加工及び予測をすることを次世代測量と位置付ける』(全測連)。
「現場は楽しいです。測量会社に就職します」と力強く語ってくれた永本さん。次世代測量に挑戦してもらいたい。