トンネル工事の切羽に映すから地盤情報が一目でわかる
切羽プロジェクションマッピングでは、切羽をスクリーンにして、実物大写真や地盤の硬軟等がわかるコンター図を投影する。各作業員と地盤情報が視覚的に共有できるようになり、山岳トンネル工事における安全性や効率性の向上が可能となっている。
また、スケッチ図や施工計画図など任意の詳細な情報も投影できるため、切羽付近でのスプレーによるマーキング等の位置出し作業を減らすことにもつながる。
切羽プロジェクションマッピングのプロジェクターは安価
この切羽プロジェクションマッピングのプロジェクターは、ジャンボ(油圧削岩機)上部に設置してあり、ジャンボが持っている位置情報を活用する。
装置と切羽面との位置関係を計算して画像を適切な大きさ・角度・傾き等の調整・加工を行い、一つのボタンを押すだけで投影することができ、操作も簡単だ。
また、切羽に投影された写真は坑内の無線LANを介して、自動的に外部のクラウドサーバーにアップロードされ、切羽プロジェクションマッピングの電源を入れるとクラウドサーバーから最新の画像ファイルがダウンロードされるようになっている。
しかも、この切羽プロジェクションマッピングで使用するプロジェクターは、一般に購入できる低価格な汎用品を使用している。これで1台で10,000ルーメン(一般的な照明用100W形電球の約7倍に相当)以上の十分な高輝度を発揮しながらも、導入時のコストを圧倒的に低減している点は注目だ。
これはいいですね。
簡単そうだし、うちの現場でもやってみようかな。