「日本列島リニア計画」でも受賞
璃音さんの受賞歴は詩だけではない。2018年9月には「日本大学全国高等学校土木設計競技」でも入賞した。競技テーマは「日本列島リニア計画」。設定は、品川・名古屋間でリニアモーターカーが開通した2030年。2060年までに日本列島をどのようにリニアで結ぶのか、全国の高校・高専生がアイデアを競った。
璃音さんは、土木科2年の女の子3人でチームを組んで参加。南海トラフ地震による津波被害に対応するため、太平洋側の「愛知―三重-和歌山-徳島-高知-大分-宮崎」の約690km区間に海上メガフロートを浮かべてリニアを走らせる、壮大なグランドデザインを描いた。
東京で行われたプレゼンでは「被害額を考えると十分な建設費」と説明し、実現性のあるプロジェクトの効果を訴え、高評価を得た。
将来は「瀬戸大橋みたいな構造物を造ってみたい」
璃音さんを指導する岡田健二先生は「彼女を一言で表現すると、先頭に立って模範を示す”率先垂範”の人。ひたむきで行動的な性格です。決して強制しているわけではないのですが、難しい資格にも挑戦しています。今は、建設業界も女性が十分やっていける職場になっていますので、色んなことにチャレンジしてもらいたい」と期待する。
璃音さんの土木を志す者としての夢は「瀬戸大橋みたいな大きな構造物を造ってみたい」。一方で、現在は食物クラブにも所属しており、週1回、料理作りに励んでいる。
将来、バリバリの土木技術者として活躍するかたわら、料理の美味しい素敵なお嫁さんになっている姿が目に浮かんできた。
人材採用・企業PR・販促等を強力サポート!
「施工の神様」に取材してほしい企業・個人の方は、
こちらからお気軽にお問い合わせください。
権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。