珍しい建設機械を保有する陸上自衛隊「施設科」
陸上自衛隊は、普通科や機甲科、航空科などの16種類の職種から構成される。その中には、土木・建設専門の職種もある。
珍しい建設機械を数多く保有し、PKO(国際連合平和維持活動)や被災地などで活躍している「施設科」だ。
施設科は、主に陣地の構築(造成)、道路や橋の建設・修復などの任務を担う。災害派遣やPKOのような人道支援に携わるため、入隊したばかりの新隊員の間では希望する人の多い人気職種だ。
施設科が保有する建設機械にはどんな種類があるのか?施設科の技術者たちはどのような訓練と実践を積んでいるのか?
陸上自衛隊勝田駐屯地施設学校、陸上自衛隊陸上幕僚監部の協力のもと取材してきた。
災害現場で活躍する「ミリタリーカラーのバックホウ」
施設科が使用する建機には、「油圧ショベル」「バケットローダ」「グレーダー」などの一般的なもののほか、戦闘時に使うことを前提としためずらしい機材がある。
災害現場の映像で見掛けるミリタリーカラーのバックホウは自衛隊の装備品だ。建設業界で働く人たちと同様に「車両系建設機械」の運転技能講習を受けた自衛隊員たちが重機の操作を行っている。
ブルドーザとパワーショベルの両機能「施設作業車」(コマツ製)
ブルドーザとパワーショベルの両機能を持つ「施設作業車」(コマツ製)は、大きめの排土板が特徴的。
主に、対戦車壕・崖などの処理に用いられる。
数年前に防衛大学の学園祭を見に行った時のことを思い出しました。
ある展示スペースに学生が割り箸で作った長さ20cm位の橋がいくつも展示してありました。
割り箸橋の重量を測定して、一定の荷重を掛けて、荷重に耐えた物の中で一番重量が軽い物(使用した割り箸の総量が少ない物)はどれか、みたいな実験でした。
当時は「自衛官になるにも、こんな勉強もするんだ」と思ってましたが、今回の記事を読んで、その必要性を理解できました。
前線が体を張る自衛官の方々には感謝します。
怪我されませんよう、気を付けて下さい。
おそらく、建設環境工学科の展示ですね。
土木卒の学生がみんな陸の施設科にいくわけではありませんが、みんないろんな学科で学んだ科学的思考力で現場で頑張ってます
土木専門の仕事があるなんて知らなかった
去年は相当忙しかったでしょうね
もっと広く知ってもらいたい
おもしろい話ですね!現役施工管理の人間からしてるとマジですか的な話ですけど、仮設であれば全然問題ないのかなって気がします!(笑)