横浜市は「常に新しい事業を立ち上げてきた」
――今後やりたい仕事は?
佐藤さん 今はつくる仕事をやっているので、やっぱり次は維持管理の仕事、土木事務所で働きたいですね。自分がつくった道路を維持管理できれば、一気通貫で仕事ができるので、そうなることを楽しみにしています。いろいろな仕事を経験して、最終的には自分に一番向いている仕事を長くやっていけたらなと思っています。
江副さん 一番難しい質問ですね。線の道路をつくるのも楽しいんですが、やはり面と言うか、都市整備、まちづくりをやりたいなという思いはあります。
横浜市の先輩方には常に「新しい事業を立ち上げて、やっていこうよ」というところがありました。それがあったからこそ、今の私達の仕事があると考えています。
そういう意味では、これからは私たちが新しい仕事をつくらなくてはいけない、とすごく思っているところです。いわゆる企画的な部分ですよね。新しいことにチャレンジするという伝統は後世にも伝えていきたいので、今後は「新しい事業をつくる側」になりたいという気持ちがあります。
具体的に考えているわけではありませんが、いろいろ探りながら考えているところです。いっそのこと新しい部署ができても良いのでは!と思っています。
「あれもやりたい、これもやりたい人」は公務員が向いている
――公務員のキャリアアップをどう考えていますか?
江副さん 自治体の仕事の場合、例えば、道路をつくるのに何十年もかかります。最初の事業立ち上げに関わった職員がいたとして、道路が完成したときは退職間近ということも珍しくありません。その事業のどのタイミングで関わるかによって、担当する仕事は違ってきます。それを「面白い」と思える人が自治体には向いているのかなと思っています。
自治体の土木の仕事は、「これだけをやりたいんです」という人と言うより、「あれもやりたい、これもやりたい」という人に向いている職種だと思っています。自治体の土木の仕事には、仕事が限定されないところに魅力があって、それを求める人が公務員になるのだと考えています。
馬場さん 私にとっても難しい質問ですが、あえて言えば、これまで経験のない土木事務所で働いてみたいという気持ちはあります。あとは、職員時代に橋梁に長く携わったので、今度は課長としてもう一度橋梁に携わりたいという思いが強くあります。
自分の経験の幅を広げる意味でも、例えば経済など、全く別の分野のキャリアを積むのもよいかなとも思っています。最後は道路局、という気持ちはありますけどね。
選んでられません発作