何でか分からないけど、土木学会のメンバーに
――依田さんは土木写真部のメンバーですよね。
依田 5年ぐらい前に、たまたま土木写真部のFacebookページを見つけたんです。とりあえずガンガン写真を投稿していたんですが、部長の岡部章さんから「部員にならない?」と連絡があって、部員になりました。土木写真部員として、3回ぐらいTVにも出ました。
――土木学会の会員にもなっていますね。
依田 なんでかわからないですけど、一般会員になっています(笑)。今でも、土木学会誌のFacebookページの写真を無償で提供しています。会員になったのは2015年ごろです。
――会員のメリットは?
依田 「いろいろな方に名前を知っていただける」ことですね。いろいろな方に名前を知っていただけることは非常にうれしいことです。
写真映えする橋 ベスト5
――これまでに撮った中で映える橋は?
依田 いろいろありますが、1つ目が伊勢湾岸道路の「名港トリトン」です。名古屋港のシンボル的な存在の橋です。名港東大橋、名港中央大橋、名港西大橋の3本の橋があるのですが、僕が一番好きなのは名港西大橋です。この橋だけ上下線が分離していて、美しさが際立っています。
あとは、横浜ベイブリッジ。大黒ふ頭は、朝焼けと夕焼け、とくに夕焼けに映えますね。
それと慶良間諸島に架かる阿嘉大橋。海のキレイさがケタ違いです。コンクリートに海の青が反射して、まるで「青い橋」のようです。
アメリカの橋では、ニューヨークのブルックリン橋は、日本では見たことがない「Cable-Stayed Bridge(ケーブル支え橋)」で、マストに固定されたケーブルでデッキ(路面)を支えています。
1883年に竣工したアメリカ最古の吊り橋で、日本の橋にはない歴史を感じました。「アメリカすごい」と思いましたね。
同じくニューヨークに架かるマンハッタン橋は、アメリカに行ったら「ぜひ撮りたい」と思っていた橋でした。
古い建物の間から見えるマンハッタン橋を撮りました。私が気に入っている構図です。
バージニア州のニュー川峡谷橋も撮りたいと思っていた橋です。ニュー川に架かる橋で、メチャクチャ遠かったんですが、川からの高さが267mもあります。スケールの大きさに衝撃を受けましたね。鋼のアーチが美しいです。大きい橋はやはり映えますよね。
――近場の大橋JCTは?
依田 もちろん撮りました。大好きです。目黒川の橋も全部撮っています。家からすぐ近くなので(笑)。