商業施設の引き渡し日は絶対厳守
こんな話は、建築の現場でも良くあることだ。
どんな建築物でも、引き渡し日は厳守が建前だが、一番厳しいのは複合商業施設だろう。多くのテナントが関わっているため、オープン日を目指して突貫工事の連続となる。
印象深いのは、東京駅前の超高層の建物に関わった時だ。
60階建てのビルの内、地下3階から地上4階部分がテナントエリアで、私はその階の店舗と食堂エリアが担当だった。
仕上げの段階になると、各店舗毎に契約した内装業者が乗り込んでくるのだが、70店舗以上あり、内装業者に機器搬入業者、オーナーたちとの対応は非常に大変だった思い出がある。オープン初日に全店舗が開店してることが最低条件なので、その準備のために内部は壮絶な状況になる。
特に、食堂エリアの厨房部分の設備と店舗部分の内装の完成は、モノが大きいだけに各店舗の職人同士が運搬や場所の占有を巡ってケンカ腰の怒鳴りあいも起こる。それらを調整するのも私の役目で、オープン前1週間くらいは各店舗も徹夜の連続で、皆の目が血走ってくる。
また、登録業者用の名札を作るが、どこにどんな業者が入っているか、それぞれが店先で広げる材料など、全部は到底把握しきれない。
さらに、特に困ったのが、盗難が多発したことだ。工具やオートレベル、パソコンなどが無くなり、不審な動きをする作業員がいないかチェックするのだが、何百人もいる人たちの動向を管理するなど出来るはずがない。「自分のモノはしっかり自分で管理してくれ!」としか言い様がなかった。
そんなこんなで、ようやく迎えたオープン初日。裏方である私たちは、直前までエレベーターやエスカレーターの点検、掃除を行い、遠くからオープンのセレモニーを見ていた。
華やかな店舗とは裏腹に、バックヤードに運び込まれたゴミや不用品の整理にも2~3日掛かったが、いかに完成引き渡し日が重要なのかを思い知った現場だった。
世の中はみんなの『自分の都合の塊』だと思えば楽
こんな記事をあげて何がしたいのかわからない。これが現実だとして、こんな記事見たら建設業なんて誰もやりたがらない。プラント工事は楽だとでも言いたいのか?プラントだって出張ばっかりだったり、清掃工場の改修なんか酷いもんじゃないか。何より建設業界の労働時間と言ったら他業界に比べ残業の多く
酷い。こんなことやってるからこの業界に人が集まらないんだよ。
プラントが楽なんじゃなくてプラントの一部引き渡しとかいうイレギュラーが大変だって話でしょ
ちゃんと読んでんのか?
まあまあ噛みつくなって。
感想を述べたまででしょ。納期直前はこの業界限らず、どこも似たり寄ったりでしょう。