帰りの電車で「腹たつ〜」と悔し泣き

大石(施工の神様ライター)

畑田さん
調整事項が多すぎて、当時20代だった私には能力が追いつかず、沿道調整で住民の方に説明に行ったら、「ここに道路照明なんかいらんのじゃ〜(怒)」と言われたこともありましたし、現場代理人の方にバカにされたこともありました。そういうことを受け止める余裕がなく、帰りの車で泣いたこともあります。
ただ、震災がなければ、こんなにたくさん仕事を任せてもらうことはなかったと思います。入った頃は女性の土木職員も少なく、当時「実は女性の引き取り手がなかった」と言われたこともあります。震災でたくさんの仕事を抱えて大変でしたが、だから強くなったんだと思っています。「職場の仲間」として、仕事するきっかけになっています。

上野さん
でも、帰りの電車の中で「腹たつ〜」と思って、静かに悔し泣きしたことはあります(笑)。あと、産休をとった後に、産休前の私のポストが削減されたことがあって、それは辛かったですね。

矢持さん
このときも緊急対応で昼夜現場に出ていたのですが、どんなに頑張っても、現状が変わらず、家に帰れない住民から苦情を受けることもありました。それがツラかったですね。道路規制をして、ちゃんと住民に説明した上で、復旧工事に入ったのですが、「頑張ってるかもしれんけど、遅い」とかいろいろ言われて、キツかったです。
神戸には、海があって、山があって、まちがある

大石(施工の神様ライター)

畑田さん

上野さん

矢持さん
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