工務店業界を底上げするWEB学校「工務店フォーラムNet」
――工務店フォーラムでは、どのような活動をされている?
高口 まず「工務店フォーラムNet」という、工務店・住宅業界に特化したWEB学校を運営しています。
多く開催されているセミナーには、社長をはじめとした経営層は出席しますが、現場レベルの方々はなかなか出席されることがありません。出席した社長たちも、受講内容を社員に落とし込むことには困難を感じているようです。
工務店フォーラムNetでは、経営や施工技術、設計など全140講座の動画コンテンツを会員であればいつでも受講できるようにしています。現在は30~40社の工務店が利用しています。
また、地域工務店が武器となるような技術提供も行っていて、木造軸組構法住宅の建物全体の大地震時の損傷状況や倒壊過程をシミュレートする数値解析プログラム「wallstat(ウォールスタット)」の使い方などの説明動画も公開しています。
また、2019年12月には、早稲田大学と木造軸組工法の受託製造会社であるウッドステーション株式会社が共同で木造建築住宅を1日で組み立て、1日で解体する「木造大型パネル住宅公開施工実験」を行いました。これは構造材・面材・間柱・断熱材・サッシ・一次防水までを一体化させたパネルを工場生産することで、1日で上棟、一次防水、施錠まで行える技術で、大幅な工期の短縮が可能となります。

早稲田大学で行った「木造大型パネル住宅公開施工実験」
――「木造大型パネル」が普及すれば生産性は向上しますね。
高口 戸建てにおけるハウスメーカーのシェアは15%程度に過ぎません。つまり工務店に勝てなかったわけですが、その理由は標準化やシステム化により、日本人の細かい要求に対応できなかったことと、価格的な問題でした。
木造大型パネルは、こうした細かい要望にも対応できる工務店のアドバンテージや路線を守りつつ、生産性をあげる試みです。
教育の力で、住宅業界の人手不足を解決したい
――大学教授にもかかわらず、色々な取組をされているのはなぜですか?
高口 経済産業省は2014年から、大学と民間企業等の連携により先進的な技術や新たな住まい方を提案するZEHのコンペ、「エネマネハウス」という事業を実施していました。これまで3回行われ、早稲田大学は全ての回で実際に建設まで行いましたが、2回目の2015年は僕が代表を務めました。

早稲田大学が建設したエネマネハウス
国からの予算ではとても足らないので、協力してくれる企業を探すわけですが、そこで思いついたのが学生時代から面識があり、当時三菱商事建材株式会社にいた、ウッドステーション社長の塩地博文さんに協力をお願いすることでした。おかげさまでこの回は優勝することもできました。このときに採用したのが木造大型パネルです。
エネマネハウスが終わった後、塩地さんから「大学での仕事は教育であり、人材育成ですよね? とにかく住宅生産の現場は人手不足が著しく、教育でこの課題を何とかしたい」と持ち掛けられました。
私の師匠である尾島俊雄・早稲田大学名誉教授も、実は同じようなことをしていて、「日本建築画像体系」というビデオ教材を企画して製作しています。そのことも思い出して、工務店の経営や新人育成、技術の向上のための動画コンテンツをWEBで提供できるのでは?と工務店フォーラムを設立することになりました。
営業も施工管理も大工もやってもらいます。
でも給料は大工の一人の分しか払いません。
これがたいん
記事中のプロって、監理も出来る大工ではなく、大工も出来る監督なのでは?
プレイヤーにマネジメントを求めず、プレイヤーとして集中できる環境が大事だと思います。給与(請負金額や税金)、就業環境、マネジメント側の適切な指示。
人海戦術の殿様商売が通用しなくなったから特別な事を、ではなく、シンプルに各自がやるべきことをできれば、と思います。
マネージメント出来るくらい全体を把握して無いからプレイヤーとしても2流止まり。
馬鹿な大工が工期を遅らせる。
内装 外装 電気 管理 営業 大工 全部ですか
多能工とは言わないですね。机上ですね。各仕事ってそんなに甘くないと思いますよ。素人レベルの施工なら出来ますよ。実際に働いた事有りますか。DIYみたいですね