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“元レーサー社長”が建設アプリで目指す上場への道

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『施工の神様』編集部
公開日:2020.04.08
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株式会社ディアナイズム 代表取締役社長 横田徳隆氏

株式会社ディアナイズム 代表取締役社長 横田徳隆氏

目次
  1. 元レーサー社長の波瀾万丈な人生
  2. サッカー選手からレーサーへ転身
  3. 「独立できるか、テストしてやる」
  4. 社員12人で売上10億円を達成も、体力の限界
  5. 建設アプリで「現場を見える化する」
  6. 現場効率化の先にある"上場"という夢

元レーサー社長の波瀾万丈な人生

「元レーシングドライバー」という異色の経歴を持つ社長がいる。

横田徳隆氏は、学生時代にフォーミュラレースの道に飛び込むと、名門レーシングチームにその才能を見初められるなど、将来が渇望されたレーサーだった。

だが、とあることをきっかけに引退すると、大工修行や現場監督などを経て、オフィス内装などを手掛けるディアナイズム(東京都文京区)を起業。世界一のYouTuberマネジメントオフィスや、高級時計店や飲食店などの店舗、新築マンション、新築ビルのオフィス内装も手掛けるなど、創業14年目の今期、社員数わずか12人で売上10億円を突破した。

しかし、順調に事業拡大しているように見える裏では、売上10億円のうち6億円もの案件を社長である横田氏自身が管理。現場管理も営業もこなす自身のマンパワーに依存する部分が大きい現行の体制では、さらなる拡大が見込めないと判断した横田氏は、経営体制の刷新を決断した。

レーシングドライバーから内装施工会社の社長へと転身を図った波瀾万丈な人生と、数年後に見据える”上場”までの道筋について横田氏に話を聞いた。

サッカー選手からレーサーへ転身

――この業界は長いんですか?

横田 いや、もともとはレーサーでした。26歳まで。

――???

横田 クルマですよ。フォーミュラレースです。小学校から大学までは、ずっとサッカーひと筋だったんです。大学もスポーツ推薦で入るくらい。でも、大学2年のときの新人戦で前十字靭帯を切っちゃって。

入院中に知人がお見舞いにとレースの雑誌持ってきてくれたんです。なんとなく興味を惹かれたんで実際にサーキットまでレースを観に行ったら、「かっこいいな。やりたいな」って気持ちが芽生えてきまして。

どうにかならんのかと色んなレース雑誌を読んでいたら、たまたまレース未経験でもOKなチームがあって、そこに入団することにしました。

ただ、ちょっと調べてもらえると分かりますが、モータースポーツってめちゃくちゃカネが掛かるんですよ。そこのチームだと年間400万円の受講料が必要で、レースに出るとなると1レースの活動費も180万円。だから、バイトしながら学校の授業も出て、ときたま練習するみたいな。夜は市場で食材の積み下ろしをして、昼はイタリアンレストランでウェイターやって、空き時間はチラシ配りして、バイトを何個も掛け持ちして寝ずの生活をして、在学中は気合いで毎月60万円くらい貯めました。

その金で、福島・二本松にあるサーキット場に寝泊まりしながら、半年間ガッツリ練習してたらうまくなってきてね。たまたま出場したレースで、名門チームの監督が「あのコ、いいね」って僕のことを評価してくれて、そのまま、そのチームに移籍することになりました。

レーシングドライバー時代

まぁまぁ順調にいってたんですけど、シリーズチャンピオンになれず、プロドライバーの道を辞めるしかなくなって。

――チャンピオンになれないと辞めなきゃいけないんですか?

横田 優勝していれば、無条件でF3というカテゴリーに上がれたんですけど、F3レースの場合は2位だと活動費を持参しなければならなかったんです。つまり自分を支援してくれるスポンサーの資金が必要なんですよ。僕の場合は、F3に昇格するために必要な持参金の額は5000万円でした。

スポンサーの話はあったんですけどね。僕の父が建築設計事務所を経営していたんですが、某大手仏壇店のビルを手掛けていた縁で、その会社が支援してくれると。大手広告代理店も入って順調に話が進んでいたんですが…。

色々あってスポンサーの話自体が立ち消え、志半ばですがレースも辞めることにしました。これが26歳のときです。

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