鉄道というまちのシンボルをつくり変える喜び
――仕事で大変なことは?
手塚さん 電車の運行の関係で、夜間に作業を行うことがありますが、鉄道土木の技術者として騒音や振動を極力抑制した工事となるよう工夫しなければならないところです。
最初に現場に入ったころは、具体的にどうすれば良いかわからないこともありました。そのときどきは大変な思いをしましたが、結果的にはそういう一つひとつの積み重ねが仕事のやりがいにつながっているような気がします。
――今回の連続立体交差事業も大きなプロジェクトですね。
手塚さん 現在携わっている連続立体交差事業においても、まちを活性化する一翼を担う事業であることをしっかりと認識し、多くの人々の期待が寄せられていることを受け止めながら取り組んでいます。
土木技術者として、鉄道というまちの大きなシンボルをより良いものにつくり変え、まちの魅力向上に貢献することは、大きな責任を感じるとともになににも代えられない喜びです。
だからこそ、自らが中心となって事業を推進していくという強い気持ちを持ち、周囲を巻き込んで大きな活力を持ったチームを育て上げることが重要です。それができるよう、自らもまだまだ成長していきたいと考えています。
――京王電鉄の魅力は?
手塚さん 連続立体交差事業の目的でもある踏切問題の解決など、安全・安心の追求を最大のサービスと捉えて、愚直に、まじめに取り組んでいますし、今後もターミナル駅の改良など大きなプロジェクトが控えており、沿線価値を最大限に高められるよう努力しています。
このように、土木技術者が活躍するフィールドが多くあるところに、会社の魅力を感じています。
――土木を学ぶ学生たちにメッセージを。
手塚さん 毎日の通学に利用する鉄道、日常生活に必要な電気・ガス・水道、災害から私たちを守ってくれる堤防など、私たちの暮らしを支えているのは紛れもなく土木の力です。このようなインフラの構築を通して、社会をより便利で安全・安心なものに変えていく、その一翼を担う使命感とやりがいが土木の仕事の魅力だと感じています。
また、土木が対象としているフィールドは大規模であり、プロジェクトの推進には多くの困難が伴いますが、関係する多くの人々が経験や知識を集結し、切磋琢磨することで、少人数では到底できないような大きな成果を得ることができます。
私もこれまでの業務で身をもって感じてきましたが、チーム一丸となってプロジェクトを成し遂げた時の達成感も、土木に携わることで得られるものだと思います。
土木を学ぶ学生の方々も、このように大きな魅力を持った土木の世界で、自分の力を発揮してもらえると嬉しいです。
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