僕は「クリームパン」を引きずっていた
数日後、面接を行った会社から連絡がきた。結果は意外にも「採用」という結果であった。
自分の中では確実に不採用だと思っていたので、嬉しさが勝った反面、なぜ採用されたのかという疑問が頭の中に残った。その理由がわからないまま、私はその会社で働くことになった。
その会社で働き始めて半年が経ち、会社の環境にも徐々に慣れ、他部署の方とお話をする機会も増えてきた。そんな中で、人事部の方とたまたまその面接時の話になった。私は率直に面接時の疑問を人事の方にぶつけた。
最終面接の質問内容で好きなパンを問われたこと、そして私の回答でなぜ合格だったのかということを尋ねてみた。すると、驚いた様子もなく人事の方はこう答えた。
「毎年面接の内容は少しずつ変わるけど、予想もしていないような質問をするのは、この会社の最終面接では当たり前のことで驚く人が非常に多いんだよ。そして、その質問の回答は面接官は全く気にしていない。」
私はこの話を聞いて驚いた。深い意味があると思っていた意味の分からない質問は、特に回答の内容は問わないというのだから驚きである。
なにパンが好きでも関係なかった
では、なんの意図があってそのような意味のない質問をしたのだろうか。答えは、すごく納得できるものであった。
面接官は質問の内容ではなく、急にきた意味の分からない質問に対して、どのように対応するのかその反応を見ていたそうだ。
施工管理技士は、様々な人間と折衝を行い状況の変化に対応しなければならない。意味の分からない質問にも、とっさに自分の言葉で返答した私は、十分にその資質があると認めてもらえたようだ。
このように、会社によっては施工管理技士としての資質を問うために、様々な角度から人材を評価している会社もある。一見するとわけの分からない質問でも、やはり意味があるのである。
今になって思うのは、現場で仕事を行う上で非常に大切なのは、間違いなく人と折衝する能力であるということだ。
この記事をお読みになられた方で、「面接でこんな面白い(不思議な?)質問をされた」というご経験がお有りの方は、ぜひコメント欄にて教えてほしい。
自分も建設施工管理の仕事をしています。
パンを聞かれるくらいならまだいいほうですよ!
面接では、自分の自慢できることを物を持ってきて説明してくれと事前に連絡がありました。僕は手作りケーキを持っていきました(笑)
でも、料理と施工管理なんとなく似てませんか?
最終面接で、
いきなり血液型と、乾杯の時は何から飲みますか?と。
遊ばれているのかと思い、緊張感はなくなり笑顔でいろんなな雑談をしました。
たぶん40分くらい。
事務職だけど志望動機も前職の退職理由も聞かれなかった。
何故か合格。びっくりでした。
不思議だったので後日聞いてみました。
雰囲気で、あなたなら大丈夫だと思って採用した、と。
さすがにびっくり。
あの面接は、忘れられない、思い出です。
こんにちは!
もう10年以上前になりますが、大手アパレル会社の面接で「自分を野菜に例えると?」と質問されました。
この質問もおそらく、突拍子もない質問に咄嗟に答えられる=イレギュラーな状況に対処できる、というのを見られてたのかな、と思います。
5人程の集団面接の中、なかなか答えられない人も中にはいましたが、やはり答えられなかった人達は入社式でお会いすることはありませんでした。
初めまして。
某高級ブランド店での最終面接で「将来何になりたいか」とざっくりした質問がありました。
私は「可愛いおばあちゃんになりたいです。」と答え、不採用確実だと思っていました。
後に先輩方に聞きまわったところ「たくさんの女性に囲まれてハーレムのような暮らしがしたい」と答えた先輩が、すぐに出世されていました(^^)
某ゲーム会社の新卒面接で、あなたは嵐のメンバーで誰に似ているとおもいますか?という質問があったのは印象深い
建設現場の施工管理者として、人との折衝は非常に重要ですよね。
私もプロジェクトベースで、海外で工事現場のプロマネやっています。
頑張ってください。