入札関係業務とインフラパトロールを兼務
――今はどのようなお仕事を?
青木さん 当社のメインは首都高速道路の点検に関する業務ですが、私の所属する事業推進課は国や自治体などの案件受注に力を入れており、私は契約事務に従事しています。
今までに経験したことがない業務なので、技術的な部分を含め、学ぶことが多くて大変です。「何もわからないのに、何ができるんだろう」と悩みました。しかも役職が上がっているし、「なぜだろう〜」「職責は果たせるのだろうか」と。いろいろなジレンマがありました(笑)。
苦戦することもありますが、自分の視点を変えるチャンスとして、良い機会をいただけたと考えるようにしていますが、正直「キビシイなあ〜」と思うこともあります(笑)。
――入札関係以外で担当している仕事はあるのですか?
青木さん 入札関係業務との兼務として、カメラを搭載した車両で路面損傷などを点検する「InfraPatrol(インフラパトロール)」というサービスのサポートの仕事も担当しています。

インフラパトロールを搭載した車両(画像提供:首都高技術株式会社)
点検業務の高度化、効率化を図るシステムで、フルハイビジョンのドライブレコーダーで撮影し、構造物の損傷を検出します。インフラパトロールは、2016年から首都高速道路で実際に使っています。
一般的な構造物の点検は、2名が車両に乗車して、助手席の1名が異常がないかチェックするというカタチですが、異常を発見するには経験値が必要ですし、同じ場所を何度も走行するケースもあります。
検出した損傷データは、GPSによる位置情報などを含めクラウド上で共有することができるので、損傷度合いの分析や補修方法などの検討を容易に行うことができます。損傷報告書の作成もカンタンです。

インフラパロトールのデモ画面(画像提供:首都高技術株式会社)
点検データは、静止画としてすべてシステムに蓄積されるので、例えば、ジョイント部に変化があった場合、システムで異常を自動検知することもできますし、以前の画像と比較して損傷の経年変化も確認できます。
インフラパトロールでの点検は、道路管理者の車両に取り付けて行います。お客様からは、「地図上で損傷位置を確認できるのが良い」などの評価をいただいています。
また、リアルタイム動画での路面性状の点検も可能です。リアルタイム動画に関しては、路面以外の用途にも活用できるのではと考えています。植栽とか雪とか、お客様の「何を見たい」に幅広く応えられると考えています。