入社3年目で6現場、まだまだ勉強の日々
――入社後はどんな感じですか?
中田さん 今入社3年目ですが、現在の現場が6現場目です。入社1年目から会社の方針もあり、多くの現場を経験したので、3年目としては多いかと思います。
――どんな現場に行きましたか?
中田さん 新設橋梁の架設現場が多かったのですが、架設工法はそれぞれ異なっていました。地上からクレーンで橋桁を架ける工法、橋桁を架ける場所の前後で繋いで少しずつ送り出す工法、繋いだ橋桁をドーリー(自走多軸台車)に載せてリフトアップする工法の現場に行きました。
短期間しかいなかったので、それぞれの現場で、ちょっとだけ作業に関わった程度でしたが。
――場所は関東近辺とか?
中田さん いえ、最初の現場は岐阜県の大垣市内の現場でした。仮設物を返却する際の運搬管理を担当しました。その後は名古屋や静岡の現場を回りました。
――最初の現場はどうでした?
中田さん 最初は、自分がなにをすれば良いのかわからない状態でした。わからないことは先輩や職人さんに教えてもらいながら、一つひとつ仕事を覚えていきました。みんな優しい人ばかりで、良くしていただきました。
――今の現場はいつから?
中田さん 2019年10月半ばからです。追加工事を含めて、現場が終わるのは2020年5月末の予定ですが、私は最後まで担当する予定です。
――まだまだ勉強中という感じですか?
中田さん そうですね。常に新しいことが続いている感じです。会社は、3年目くらいから現場代理人を任せられる人材に成長してほしいと考えているようです。
住民の方々に喜んでもらえることが嬉しい
――これまでの仕事を振り返ってどうですか?
中田さん これまでは、工事の途中から現場に入ることが多かったのですが、今の現場は、工事の最初の段階から入っています。機材の準備や架設の計画など初めて担当する仕事が多く、一番印象に残っているのは、大きなクレ-ンを使った架設の計画でした。
工程に影響する作業だったので「失敗が許されない」というプレッシャーも大きく、ハラハラ、ドキドキしながら作業しました(笑)。クレーンに吊るワイヤーの計算もわからなかったので、上司に教わりながら、なんとかやり遂げました。
――嬉しかったことは?
中田さん 周辺の住民の方々が喜んでくれることですね。以前に担当した現場で、災害で落ちた橋の復旧工事があったのですが、橋が通れないので、地元の住民の方々は2時間ぐらい迂回していました。工事していると、住民の方々からスゴく感謝されたことがあります。
今の現場でも、架設作業をしていると、通行人の方々から「歩道橋ができたら便利になるね〜」と声をかけられることがけっこうあります。工事の騒音などで苦情を言われることもある一方、喜んでもらえると、ホッコリします(笑)。

架設中の歩道橋。既設歩道橋と並行する。その直上を走るのは首都高速湾岸線(今年3月上旬時点)。
――ツラかったことは?
中田さん 最初に派遣された現場で、なにもわからなかった頃ですね。仕事がわかならいのでツラい、というほかにも、6月から現場に入ったのですが、ものスゴく暑くて、位置決めのための鉄板への墨出し作業をしているときなんかは「焼け死んじゃうかも」と思いました(笑)。
――休みはどう過ごしていますか。
中田さん 土日が休みなので、東京に戻って友達と遊んだり、現地まで友達に来てもらって観光したり、たまには家でゴロゴロしたりして、有意義に過ごしています。
地域や住民の皆さんに喜んでもらえる仕事って、やりがいがありますね。健康に気をつけて、頑張って下さい。
その橋、渡るのが楽しみです♪