クラフトバンクに登録する工事会社情報を強化する

ユニオンテック株式会社の林絵美さん
かつてのクラフトバンクは、インターネットのマッチングサービスを謳いながら、実際のところ営業担当が知りうる情報や商談などで築いた関係値を基に、人海戦術でマッチングさせざるを得ない部分も少なくなかった。
営業畑を歩み、クラフトバンクの営業として4年前にユニオンテックに入社した林さんにとって、コールセンターのような業務に専念するのは初めてだったが、それでも「情報取得はやりたいことだったので、ヒアリングできることはすごく嬉しかったですね」と前向きだった。
これまでに営業で顧客に会う中、発注側企業が協力会社体制に課題を持っていることや、クラフトバンクを使ったミスマッチングが発生していることを肌で感していたからだ。
主なミスマッチのケースとして見られたのが、発注内容に沿った技術を受注者が持ち合わせていないことだった。例えば一括りに防水工事と言っても、FRP防水、アスファルト防水、シート防水などのように工事内容が異なり、クラフトバンクが紹介する工事会社が必ずしも全てを扱える訳ではないからだ。

防水工事の工種
そこでクラフトバンクでは会員の工事会社が「実際に何をできて、何はできないか」をはっきりさせることが、ミスマッチを減らす方策だと定めた。
これまで建設業許可にある29工種を中心に「○○工事」とざっくり括られていた各工事を、工法や施工対象箇所などによって名称を細分化し、クラフトバンクに登録している工事会社に適用させていくことが必要になった。
その肝となる情報を電話ヒアリングによって引き出す使命を受けたのが、林さんら4名の女子チームである。
「クラフトバンクには発注したい人たちにとっての工事会社さんを判断する指標が必要だったんです。クラフトバンクにある企業ページ(会員すべてに作成される企業紹介ページ)を拡充させれば、『繋がろう』という意欲が自然と湧くのではないかと思っていました」。
情報取得に立ちはだかる「建設専門用語の壁」
「工事会社ができること」を明確にしていくにあたり、ヒアリングで林さんたちを苦しませたのが、工事会社たちが話す工種名や工法名の定義のバラつき。同じプロでも人によって定義が異なることが多かった。
時には「そんな言葉もわからないくせに、電話してくんじゃねーよ」と罵られることも。だが、そうやって厳しい言葉を浴びせられながらも、指摘されては工種、工法名で足りないものがあったら増やしていくということをひたすら繰り返す。
結果的に、林さんたちは自分たちでさまざまな工種を勉強し、クラフトバンクで対応できる工事を2000種類の工法、名称に細分化させた。
加えて、そこからさらに発注企業側にアピールできる内容を「月間完工高」「月間対応件数」「過去最大の案件金額」「主要取引先」など、機密性の高いものから会社の基本情報、得意とする物件ジャンルまで、40近い項目をヒアリングすることになった。
そこまで調べ上げることで、クラフトバンクに登録している工事会社が、横並びの有象無象ではなく、それぞれの特徴が浮き彫りになる。
林さんたちが聞き込んだ先述の「月間完工高」「月間対応件数」「過去最大の案件金額」「主要取引先」などのコアな情報は、「CraftBankライトプラン」の申込者のみが知ることができる情報となっている。
みんな美人!
ゼネコン中心の工事体制を崩すのは難しいであろうと感じるが、新たな生活様式の中で効率の良い工事施工体制への試金石であろう。
グリーンサイトの登録位はしといてくださいね。呼びたくても呼べないから。
活用する企業によって必要な事が変わるよね。
グリーンサイトなんてのも、私が勤める企業では全く不要だし(社会保険加入は確認するよ、もちろん
法規的に、現場条件として必要かどうか、大多数の企業が求めているか、って点で一企業が求めているのかどうかを考慮しないと無駄に情報量が多くなって駄目だよね
この記事と関連性ほぼないけど、大手に勤めていた人がAutoCADじゃないと!って喚いていた。
田舎でそんなもん必要性が低すぎるんじゃん、無料で、低価格で、永続ライセンス方式とか選択肢豊富なのになぜ2次元しか扱えない一人のために金をかける必要があるのか・・・
本当に必要な情報はどんどん載せるべき!だけど必要性低い情報は無駄な経費となるからこういった方々の判断は大変だろうね