もう1つの課題。工事会社の加入保険情報の取りまとめ
一般的には健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険に入っていることが社会保険に加入していることの条件だが、国土交通省によると、下請け企業は事業所の形態によって社会保険加入の「みなし措置」とされるケースがあるとわかった。
しかし、実態は工事会社自身が「みなし措置」を満たしてることを理解していないことが非常に多く、林さんたちがヒアリングを行う際には、相手以上に保険についても十分に理解している必要があった。
「当の本人たちは自分が『加入のみなし』となっていることを知らない人がすごく多い。『社会保険には入っていますか?』と尋ねると、6割以上の人は『入ってません』と答えるんです。でも詳しく話を聞くと「社会保険加入のみなし」となってるケースがとても多かった。その場合、本来彼らは現場入場可能な工事会社なんです」。
実際、クラフトバンクのマッチングの妨げとなっていたもう1つの要素が、工事会社の社会保険等の加入状況に不備があることだった。技術力を始め、金額などの諸条件はピッタリでも、保険が理由でマッチング不成立というケースも少なくなかったという。
しかし、この情報取得によって、工事会社本人たちも「みなし」に入ると理解でき、受注の幅が広がったのはもちろん、クラフトバンクが活用される機会も増えることとなった。
ヒアリングに応じてもらえたワケ
ヒアリングで聞かれる質問は工事会社の資本金や過去最高の請負金額などにも及ぶが、工事会社としては「小さい会社だと思われたくない」という心理もあってか、回答を渋る人も少なくなかった。
しかし情報に「見栄」が介在することで、マッチング率が下がってしまう。それだけは避けなければならない。
「なんでそんなことまで言わなきゃいけないんだ?と怪訝になる方も一定数いましたが、ヒアリングした情報が何に使われて、どう活かされ、あなたにとってどんな利点があるかを重点的に説明させてもらうと、理解して話していただけることが多かったです」。
クラフトバンクに登録している多くの施工企業は、もともとこれまでの顔見知りの商慣習への行き詰まりや変化の必要性を感じて会員登録した人が多く、質問の意図に理解を示してくれる場合が大半だったという。
また林さんたちチームは、ヒアリングを実施するにあたりさまざまな付随データを貯め、最後までしっかりと情報取得を完了できるパターンが高いパターンも導き出した。例えば固定電話やフリーダイヤル、携帯電話だとどれが電話に出てもらいやすいか。架電する時間帯はいつが出てもらいやすいかを順位づけしたりして、その数値もチームで共有した。
みんな美人!
ゼネコン中心の工事体制を崩すのは難しいであろうと感じるが、新たな生活様式の中で効率の良い工事施工体制への試金石であろう。
グリーンサイトの登録位はしといてくださいね。呼びたくても呼べないから。
活用する企業によって必要な事が変わるよね。
グリーンサイトなんてのも、私が勤める企業では全く不要だし(社会保険加入は確認するよ、もちろん
法規的に、現場条件として必要かどうか、大多数の企業が求めているか、って点で一企業が求めているのかどうかを考慮しないと無駄に情報量が多くなって駄目だよね
この記事と関連性ほぼないけど、大手に勤めていた人がAutoCADじゃないと!って喚いていた。
田舎でそんなもん必要性が低すぎるんじゃん、無料で、低価格で、永続ライセンス方式とか選択肢豊富なのになぜ2次元しか扱えない一人のために金をかける必要があるのか・・・
本当に必要な情報はどんどん載せるべき!だけど必要性低い情報は無駄な経費となるからこういった方々の判断は大変だろうね