自分のアイデアを現場に活かせるのが楽しい
――社長になったのはいつですか。
池田社長 4年前です。私は「波乱のない事業承継ってない」と思っているんですよ。私が社長になる前、専務になった段階で、古株のメンバーはみんな辞めちゃったんです。今いる社員の多くは、私が採用した社員なんです。塗装業界、塗装会社というのは、技術的に未成熟な部分が多いので、調べたり考えたりする要素が多く、まだまだ開拓する余地が残っているんです。
会社の規模が小さくても、「頑張れば業界で勝ち残れる」ところがあるので、自分自身楽しみながら、仕事ができています。自分のアイデアが実際の現場に活かせるかどうかを考えるのは、「技術的な趣味人」にはたまらない仕事です。むしろ、そっちをやりたいがために、会社を経営している感じです。
――採用のほうはどうですか。
池田社長 ウチはここ6年ぐらい、毎年2名ぐらいずつ地元の高校から新卒の採用を続けてきていましたが、今年は採用できませんでした。少子化の影響です。地元の小学校では、10数年前は1学年160名の児童がいたのですが、今は50名程度です。
北海道では今、急速に少子化が進んでいます。これまで地方の高校生の採用をしていなかった大手企業が、積極的に採用活動していることもあります。地元の子の採用は、今後もチャレンジしていくつもりですが、見通しは厳しいです。
新卒が採用できなかったので、今年はオランダ人、モンゴル人を採用することにしていました。オランダ人は日本在住の人なので、すでに働いていますが、モンゴル人は、コロナの関係で、日本に入国できなくなっています。
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仕事上、数量計算に素地調整ということを何気なく記載していたことに反省
現場がどのような作業をしているのかをもっと知らなければならないですね。
また、ブラストの品質管理等の規格が不明確であることは意外でした。