施工訓練を兼ねた簡易舗装工事で…
とある南の島の部隊で勤務していた時のことです。梅雨も明け、年間計画で予定していた訓練も兼ねた駐車場の整備を自隊で行う工事を行っていました。
予算の都合上アスファルトを敷くわけではなく、砂利敷きとすることで計画していました。機材等を用いた簡単な整地・転圧の訓練です。整備面積は約500m2で、工期は島の気象状況や各人の業務を考慮して4日間プラス予備日1日と長めに確保しました。
以前にもご紹介しましたが、海上自衛隊の施設職域の隊員は少なく、当時在籍していた南の島の部隊の施設管理部署には施設職域の隊員は幹部(士官)2名、海曹(兵隊)2名しかおらず、その他に艦艇職種でボイラや電気を専門としていた海曹が3名という7名の自衛官に、電気の技官を合わせて計8名しかいませんでした。
実際に作業をするのは海曹が主体で、訓練は現場を指揮する私と5人の海曹で編成されました。ただし、重機等の機材を操作できる資格を保有しているのは施設職域の隊員2名だけですので、艦艇職域の3名には普通作業員として動いてもらうこととなります。
気温は34℃。作業を中止すべきか?
作業3日目のことです。2日目は南の島特有のスコールが午前中から頻発し、作業ができなかったので中断したので、工事としては2日目のこと。
作業員が初日にある程度の作業手順を掴んでいたため、午前中はスムーズに進み、このペースで行けばその日のうちに終わりそうな状況でした。しかし、前日とは異なり、天候は快晴。現場に設置した温度計も12時前で33~4℃を示していました。
工程としては余裕があったことから、作業員の体調を考慮し無理をする必要はないと私は考え、先任海曹に「午後の作業は、最も暑くなるであろう14時から15時の1時間を作業中止とし、16時以降から作業を再開してはどうか」と相談しました。
先任海曹は作業員と相談したいと言ったのち、戻ってきました。みんなの意見は休憩をこまめにとって作業は継続し、今日中に終わらせたいとのことでした。
「水分補給とこまめな休憩をとれば大丈夫だろう」と、私もみんなの意見に同意し、予定どおり午後から作業を再開しました。
34℃で湿度がどれくらいか判断出来ないが今日びの38℃超え猛暑に比べればまだまし。
皆が言う体調管理なんかで対応出来る範囲を超えている。
朝一番から警戒レベルMAXが普通ですよ、そろそろ当日作業中止も真剣に考えませんか?発注者の方々。
中止は良いけどその日の売り上げ高分は変更で保障してほしい。
難しいと思うけど、、、、、
経費は目をつぶっても原価(資機材、人件費)は最低でも保障してもらえる仕組みにしないと予算厳しいとこだと強行してしまうと思う。
職人だって1週間仕事できなきゃ生活に直結するのでは。
そら受注者が安全管理費名目で計上しているかどうかの話。
「ウチなら安くできます!」っつって手出した挙句「暑くて無理でーす。中止しよ?」とかなんの冗談よ。
衛生員さんという立場はよく分かりませんが記載されている内容に対しての対応は適切でないと考えます。
WBGTに対しての作業員への対応は千差万別なので数字を基準に現場へ反映させれば問題ないかと思います。
事業場毎で責任区分は明確なので理解して各々対応しましょう