FMT構法を公共工事にも導入
――FMT構法は非住宅工事にも適用できると思いますが。
石川さん ええ。非住宅系の案件も進んでいます。現状では、耐火建築のスペックは持っておりませんし、建築物に適用する計算方法である「構造計算ルート3」にはまだ対応しておりませんので、今後、5階建てくらいの中層建築を普通に提案できるような技術開発や耐火性能試験を行いたいと考えています。現状、準耐火性能は持っておりますので、3階建てや防火地域ではない場所であれば商業施設としても建築できます。
実際に、FMT構法と2×4工法のハイブリッドによる賃貸と店舗を合わせた用途の建築計画も進んでいます。国も公共建築物の木化を進めておりますので、公共工事についてもFMT構法や2×4工法を駆使しながら、うまく提案できるような体制を整えていければと考えています。
今は、木造だからできないという時代ではありません。これまでは、S造やRC造でなければ不安という声がありましたが、店舗ではコンビニや銀行も木造で建て替えられるようになっているので、営業面も含めて、市場の拡大を目指していきたいと思います。
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