作業員の悪行ワースト1「ホール施工現場のランナー」
私が見た中でワースト1の悪行は、某高級マンションの現場で起きた。私は、ひ孫請クラスの作業員として参加。私の会社は通常、毎日3人で工事に参加するのだが、当現場では、他の会社も合わせて、軽天屋20~30名で作業していた。
ある日、わが社の社長が二日酔いで休み、その片割れの社員も点呼後、風邪の悪化で早退、という情けない状況があった。その旨を現場監督に報告し、私は一人で仕事をすることになった。
その日の作業は、玄関ホールのケイカルボード張りだった。私はまだ軽天屋になってから数ヶ月目くらいの素人作業員だったが、現場監督から丁寧な施工図面を貰っていたので、社長たちが不在でも作業に困ることは何もなかった。
むしろ、技能習得という意味で、一人で楽しく仕事していたときに、現場で事件が起きた。ワンタッチSDを入れた瞬間に、LGS下地がランナーごとブッ飛ぶ事態に見舞われたのだ。
通常はコンクリートにガス銃で釘打ちしてあるはずのランナーなので、そんなことはそうそうない。さすがに一瞬、焦ったが、原因は一発で判明した。ランナーを木工用ボンドで天井に貼り付けあったのだ。木工用ボンドが使用されていたのは、高級感をバリバリ演出している某高級マンションの玄関ホール。現場監督がこの事実を知らないまま施工は進められ、竣工を迎えたことは言うまでもない。
……そして私は、この某高級マンションのエントランスの現場で、木工用ボンドに遭遇したとき、建設業界を辞めようと決意したのである。
建設業界への期待。登録基幹技能者制度の拡大
作業員の悪行をすべて見破るのは、いくら現場監督でも超能力者ではあるまいし不可能だと思う。私は数年間、建設業界のひ孫請クラスの作業員として仕事をする中で、さまざまな現場監督を見てきた。現場監督の仕事内容は多岐にわたり、民間工事や公共事業の工事現場など、どんな現場であっても工事現場の指揮を取る現場監督の背負っている責任の重さや、プレッシャーを理解することは、実際に現場監督を経験してみなければわからないと思う。
言えばわかる作業員や職人ならまだ管理できるが、言ってもわからない作業員や、言ったらあえてやらない職人もいる。そういう作業員や職人すら、まとめあげていかなければならない現場監督。私はそんな現場監督への尊敬の念を込めて、この記事を書かせていただいたが、もしこの密告が、何らかの形で現場監督と建設業界のお役に立てば幸いである。
平成8年に「基幹技能者制度」としてスタートした民間資格が、平成20年の建設業法施工規則改正によって、国土交通大臣登録講習制度「登録基幹技能者」という資格制度になったが、この登録基幹技能者制度のさらなる拡大を建設業界の外から望むばかりである。
もちろん、作業員や職人は真面目で仕事に熱心な人がほとんどである、という前提を忘れてはならない。
エントランスで自分の作業に関わる事なのにそのまま施工した監督に報告せずに施工を終わらせたあなたも同罪ですね。
業界からいなくなって良かったです。
某掲示板で見た土木の知識が豊富なおそらく土木の人の書き込みを貼っておく239. 名無しさん2020年07月21日 15:39
出来るように教えるし聞かれれば答えるけど、散々目の前でやってんだから大体の事は見て学べよ。それが出来ない無能はマジで邪魔。だそうなのでできるなら自分に有能な自信のある人だけがついたほうがいい仕事
匿名の掲示板でしかも前後関係わからないコメントもってきて何がしたいのか謎過ぎる
飯を食えない人が堕ちる仕事。
なんの面白みもないド素人の独り言か
応援してくれてありがとう。
そしてこれからもがんばります。
現役中小ゼネコンから一言。
当社後輩にも何度も言うが、監督なんだから現場を把握しろ、ただ見て回るのでは無く誰が、何を、適切に作業をしているかを確認するのが仕事だよ。
確認しないから間違いに気付かない。それは監督では無い。