ミッションは「ミッシングリンクの解消」と「御用聞き」

四国8の字ネットワークの事業概要(土佐国HP資料より)
――土佐国所長としてのミッションは?
岡本さん 高規格道路の整備ですね。四国には「8の字ネットワーク」という高規格道路の構想があるのですが、未だにミッシングリンクが残されています。これを1日でも早く解消することが私のミッションだと考えています。道路がつながっていないと、地域間競争に遅れをとってしまいますし、地域の活性化にも支障をきたしてしまいます。
あとは、「御用聞き」ですね。高知県内の市町村には、財政とか、地域の活性化とか、いろいろな悩みがあると思います。一所長としてできることは限られていますが、副市長の経験を活かし、市町村に寄り添りながら、いろいろ相談に乗っていきたいと考えています。
――市町村からどういう意見が出ていますか?
岡本さん やはり、「8の字ネットワークをつなげてくれ」という声が多いですね。
DXで「気合と根性」以外の魅力づくりを
――地域の建設会社について、どうお考えですか?
岡本さん 地域の建設業者さんは、われわれのパートナーだと考えています。コンプライアンスは守りつつ、県の建設業協会さんなどと連携しながら、コンスタントにしっかり仕事を出していきたいと思っています。こちらからも、働き方改革などいろいろお願いしているところです。週休2日の導入は、もはや当然のことではありますが、ちゃんと取り組んでいる業者さんについては、しっかり評価させていただくことにしています。
DXの導入もお願いしていることの一つです。「気合と根性」で現場仕事をするのもカッコ良いことだとは思いますが、デジタル化によって、「気合と根性」以外の魅力づくりも促していきたいと思っています。DXの導入は、地域の建設業、ひいては地域の産業を守ることにもつながっていくと考えているところです。
現在、高知県の建設業協会さんが主体となって、土木を広報するTV番組を制作することになっており、土佐国としても協力する話になっています。
息子と一緒に暮らせなくなるのは、ちょっと残念
――転勤は苦にならないですか?
岡本さん そうですね。旅行が好きなもので、半分旅行気分で楽しんでいます(笑)。転勤によって、いろいろな地域のいろいろな風土を知ることができるというのは、良いなと思っています。引っ越し作業はめんどくさいですけど(笑)。
土佐国勤務に際し、家族も高知に来ています。ただ、今4才の息子がいるのですが、これから息子が成長すると、いずれは単身赴任ということになりそうなので、そこはちょっと残念ですけど。
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