“ド~ン!”とぶち当たってみた
図面を渡され、パラパラっと見たところ、『ん?これはどう見てもマズイな!』と思われる点がいくつかあったので、質問をぶつけてみた。
小さな建屋の土間スラブの配筋がD10シングル@300と描かれ、その外にある屋外の土間は、直径10@300のワイヤメッシュと描かれている。なぜ屋外だけワイヤメッシュなのか不明だが、直径10のワイヤメッシュを最低3枚重ねると、それだけで厚さは60となり、その土間スラブの厚さが100と描かれているのと考え合わせると、どう考えてもつじつまが合わない。
「それでいいんですか?」と担当の人に聞くと、何も言わず、立ち上がってどこかへ行ってしまった。すると、2~3時間後にメールがきて、「6のワイヤメッシュだ!」と一言だけメールに書かれていた。
それくらい口頭で答えてくれたらいいのに…。コンクリートのカブリは計算上32でまだ不足だが、面倒なので、私ももうそれ以上は突っ込まなかった。
さらに、構造の簡単な特記仕様書が添付されており、その中のコンクリート強度の欄に設計基準強度18Nと記載されていたので、またいくつか口頭で質問をしてみた。
「呼び強度は+3+3の6足して24Nの解釈ですか?また、生コン量も全体で150m3以下なんで、供試体は脱型用一週四週用で3×3の9本で足りると思うんですが、どうでしょう?スラブの鉄筋配筋がシングルですが、平面の形に応じて主筋方向が入れ替わるのですが、それは現場で指示すれば足りると思うのでそれでいいですか?どうでしょうか?」
一気に質問を投げかけてみたら、「質問はメールで送ってくれ!」とだけ言われ、何も回答を得られないまま、また席を立ってどこかへ行ってしまった。
私は席に戻り、メールで質問を送ったが、返事が返ってきたのは2日後だった。2日待った返事の内容は、「そのやり方が常識だ!」と、ただそれだけだった。
私が現場に来た意味
全てがこの調子で、それ以降は私が何を質問したとしても、大半は「それが正しい!」と回答が返ってくるだけだった。何も返事が返ってこないよりはマシだが、何一つ向こうの解釈や意見を含めた回答が返ってこないので、本当にこれでいいんだろうな?と疑問が残る。
間違った提案はしていないつもりだが、これじゃ全部私が思い通りにやってるだけだ。あとで何か言われるのも嫌なので、メールの回答は全て印刷し、いつでも見せられるようファイリングして持っている。
私から現場にあらゆる提案をし、付け加えることで、自分自身の知識の復習にもなるし、そうすることで最低限、私がここの現場に来た意味もあるのではないかと思っているやっている。
あまりに気になったので、「ここの事務所の仕事の進め方は大体こんなもんなんですか?」と、事務所のすぐ後ろに座ってる人に聞いてみた。すると、曖昧な笑みを浮かべ、「さぁ。部署が違うから私は知らない」と手を振られ、まるで触れてくれるな!と言わんばかりに逃げられてしまった(笑)。
つくづく「この現場は私の居場所ではない」と日々違和感を感じながら、今も働いている。
記事とはややずれるのですが、
派遣で管理補助やっている人に前々から聞いてみたかったことがあります。
派遣やられている方の記事やブログでは全てでは無いですが概ね「誤ったやり方をしている」「なぜ言う事を聞かない」的な派遣先でのことが主の物が多いように感じます。
そこで疑問なのですが、1級あって知識経験もあるなら自身が現場代理人と監理技術者やった方が圧倒的に楽だと個人的には感じるのですがなぜそちらを選ばれるのでしょうか。
時間の使い方も自由になって上司がいたときより意味不明な残業もしなくなるなど大分楽です。代わりに責任とまた違ったストレスはありますが。長文失礼しました。
辞めてもいいんじゃないですか
こういった仕事は零か百です。やるかやらないかです。
言って聞かないのならダメだし、必要とされないのであればそれまでです。
双方ともに当てはまるのですが自分の我を意見を通すのであれば覚悟して対話しなければなりません。
(まず話が理解る人間であることが前提ですが笑)
知識・経験、技量がありそうなので勿体無いと感じました。貴方が活きる現場は他に腐るほどあると思いますよ。