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【YKK AP】四国にもエクステリア施工技術研修所を開設。建材流通店らの多能工化を支援

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長井 雄一朗
公開日:2023.02.15
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2022年9月に開設されたエクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」

2022年9月に開設されたエクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」

目次
  1. 受講生のレベルに合わせ、前工程もしっかりと学ぶ
  2. エクステリア工事は「西高東低」
  3. 建材流通店が材工を自己完結できるように

YKK AP株式会社は、エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」を、2022年9月5日に四国製造所(香川県・綾歌郡宇多津町)内に開設し、西日本エリアのエクステリア事業強化に向け、施工技能者の育成や施工品質の向上を推進する。

エクステリア施工技術研修所の開設は埼玉県・上尾市に続いて2か所目となり、これで東西双方に設置することとなった。「DO SPACE 上尾」のカリキュラムの開発で得た知見、ノウハウを展開するとともに、受講対象を窓まわりの施工が中心でエクステリアの施工実績が少ない建材流通店やエクステリア販工店などの多能工化を支援する方針だ。

 

開所式でのテープカットのもよう

開所式でのテープカットのもよう

また、施工技能の収集、見える化による研修カリキュラムの開発や独自技術による省施工治具の開発なども推進している。今回、YKK APエクステリア本部エクステリア商品企画部営業企画室長の渡辺賢哉氏が「DO SPACE 四国」の開設の狙いについて語った。

受講生のレベルに合わせ、前工程もしっかりと学ぶ

エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」の意義について語ったYKK APエクステリア本部エクステリア商品企画部営業企画室長の渡辺賢哉氏

エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 四国」の意義について語ったYKK APエクステリア本部エクステリア商品企画部営業企画室長の渡辺賢哉氏

――埼玉県・上尾市に続いて、四国にエクステリア施工技術研修所を開設した狙いを教えてください。

渡辺室長 首都圏でのエクステリア工事は、スペースが狭いこともあり施工難易度も高いですし、工事音の影響も大きくなるため、近隣への挨拶やクレーム対応などにも、より気を遣わなければなりません。さらに、首都圏は単価が高く、一人施工も多くなります。こうした理由から、まずは”プロ向け”の施設として首都圏に開設しました。

一方で、四国はエクステリアの施工実績の少ない建材流通店の営業マンやサッシ技能者といった方々も対象にしており、取り扱う商品を限定して取り付けなどの研修を実施しています。ですので、ともに「DO SPACE」という名称は共通していますが、狙いと研修内容は大きく異なります。

また、「なぜ、四国なのか」という質問も多くいただくのですが、西日本を統括している製造拠点が香川県にあることや、製造所敷地内にあるため大きな音も立てられること、かつアルミ加工の技術者などがいることなどから、一連の環境を考慮して香川県に整備することとなりました。

――開設後の動向はいかがでしょうか。

渡辺室長 昨年の9月6日から本格的に研修を開始し、すでに30回以上(2022年12月末時点)行っていて3月末まで予約が埋まっています。従来の研修では、まず講師が組み立てて見せ、それを受講生が組立施工説明書を見ながら行うのが一般的です。

ただし、DO SPACE 四国ではエクステリア工事のプロではない方が多く受講されますから、箱や部品の置き場所、墨だしの方法といった組立の前工程から、受講生のレベルに合わせた研修指導を徹底しています。繰り返し研修を受けたいという声も多くいただいており、ありがたいことに予約もほぼ満席となっています。

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この記事を書いた人

長井 雄一朗
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建設専門紙の記者などを経てフリーライターに。建設関連の事件・ビジネス・法規、国交省の動向などに精通。 長年、紙媒体で活躍してきたが、『施工の神様』の建設技術者を応援するという姿勢に魅せられてWeb媒体に進出開始。
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