1級土木施工管理技士 学科試験の合格基準
1級土木施工管理技士の学科試験の合格基準点は6割以上正解すること。つまり、65問×60%=39問に正解すれば、1級土木施工管理技士の学科試験に合格できます。
※試験内容の難易度によって、合格のボーダーラインが下がる年度もあります。
1級土木施工管理技士 実地試験の出題傾向と配点
実地試験は記述式です。たまに実技試験があると勘違いされる方がいますが、実技試験ではなく、実地試験というのは、自分自身の施工管理経験を「記述」する試験です。
年度によって主題が違い、大きく分けると品質管理・安全管理・工程管理における現場の課題、検討内容、実際に経験した施工管理について、約150字程度で記述します。
1級土木施工管理技士 実地試験の合格基準
実地試験の合格基準に関しては、解答の発表や配点の発表がされておらず、詳細は不明ですが、実際に実地試験に合格した人、不合格だった人の声を総合すると、この施工管理の経験に関する記述の配点は大きく、少なくとも25〜40%程度を占めると想像されます。残りの実地試験の配点60〜75%は、学科試験で勉強したものをより深い知識で解答できるか、という問題になります。
平成26年度以前の実地試験は『土工』『コンクリート』『品質管理』『安全管理』『施工計画・建設副産物』の5題目から、3つを選んで解答する問題でした。しかし、平成27年度の実地試験は、『土工』『コンクリート』『品質管理』『安全管理』『施工計画』の5題目から3問選択、『土工』『コンクリート』『品質管理』『安全管理』『建設副産物』の5題目から3問選択と、問題が細分化され、以前の試験よりも自分自身の施工管理経験に則した問題を選べるように変更されています。
※実際の問題の詳細やポイントは、実地試験対策のページで説明してまいります。
1級土木施工管理技士試験 願書と受験申込方法
1級土木施工管理技士試験の試験日は、毎年決まっています。申し込みに必要な願書は、協会のHPから注文するか、当該地域の建設協会などから購入することができます。
◎1級土木施工管理技士試験の試験日と願書受付期間
学科試験 | 毎年7月第1日曜日 | |
実地試験 | 毎年10月第1日曜日 | |
願書受付 | 毎年4月上旬 |
1級土木施工管理技士の試験は年に1回!願書の締め切りは厳守!1日でも遅れたら受験は1年先になってしまうので注意してください。
年度によって日程は多少前後しますので、必ず、試験実施団体である一般財団法人全国建設研修センターのHPで確認してください。
1級土木施工管理技士試験 願書の書き方とよくある間違い
1級土木施工管理技士試験の願書を取り寄せたら、同封されている『受験の手引き』を必ず読んでください。『受験の手引き』は協会HPからもダウンロードできます。『受験の手引き』通りに記入すれば間違いありませんが、毎年これを読まずに記入して受験ができない人が多数います。
記入や添付書類等に漏れがあると受験できない、もしくは不備通知が届き再提出になることがありますので注意してください。1級土木施工管理技士試験の願書記入で、よくある間違いを挙げておきます。
よくある間違い ~ 履歴標【実務経験証明書】 ~
◆実務経験証明書の印鑑は、会社の角印と丸印を忘れずに!
◆工事種別→実務経験として認められない工事があります!(受験の手引きP12~13参照)
◆従事した立場→現場代理人、主任技術者、施工監督、工事主任、工事係、施工管理係等(受験の手引きP10参照)
※このうち1年は必ず【指導監督的実務経験】に従事した立場での経験を記載してください。現場代理人、主任技術者、施工監督、工事主任等
◆工事工期→重複があると、経験年数から差し引かれます!
◆あなたが担当した業務の具体的な内容→施工管理(品質管理・安全管理・出来形管理)を行い、下請業者などに対して安全や技術における指導を行った旨を記入してください。例文がのっているので、例文に沿って自身の工事経験を当てはめればOK!
◆一番下の誓約欄の記入・捺印漏れに注意!