下請業者のやるべきこと
下請けは難しい立場ではあるが、イエスマンにならないことだ。施工できる金額のボーダーラインを決めて、それを下回る金額を提示されたときには、「ノー」と言える勇気が必要だ。
元請けの顔色を見て、次仕事が来なかったらどうしよう…と泣く泣くイエスと言うのは非常に危険である。そもそも、利益確保を考えてくれない元請けと付き合う必要はない。
また、施工単価を値切られたとしても、施工内容を元請けが妥協するようなことは基本的にない。お金も見合わないし、ある程度の施工で逃げたいと思っていても、それは許さないと元請けに言われれば、嫌でも求められた施工をしなければならない。
下請けは、なんでもかんでもイエスマンになってはいけない。自分たちの首を絞めるだけだ。
値切り地獄から抜け出す最善策
こういった問題を解決するのは、お互いの利益分岐点をしっかりと把握することだ。
元請けも予算がない中で、下請けにお金を払うことは当然無理である。仮に利益が残せそうと考えているのならば、しっかりと利益を還元することも考えなければならない。
下請けの利益を確保するため、元請けが必要なのは、発注者から実際にかかった費用を引っ張てくる能力である。
言われるがまま施工するのではなく、しっかりとどのくらいの金額がかかってきて、それに対するお金を支払ってもらうという考え方が基本だ。何も言わなければ、発注者も予算の中で話を進めるので、注意が必要だ。
下請けも、元請けの利益が確保できないにも関わらず、過度な支払いを求めすぎてはならない。そんなことをするくらいならば最初から仕事を断る勇気を持つべきだ。
持ちつ持たれつの関係を忘れないことこそが、値切り地獄から抜け出す最善策なのかもしれない。
ありきたりの答えでガッカリ。記事にするほどじゃない。
で?って感じ。