近隣住民とのコミュニケーションを怠らない
工事において一番難しいのは、近隣住民とのコミュニケーションだと思う。特に工事に直接関わりのある地主、水道や電気を借りるお宅、隣接する住民など、コミュニケーションを取っておかなければならない人は非常に多い。
工事がはじまった途端、文句を言ってくる人もいる。特に借地、電気、水道等を借りる方に関しては事前の挨拶と、決められた期日を必ず守り、料金の支払いなど遅延なく行うことが非常に重要だ。
私の過去の体験談だが、水中ポンプの電源を借りるため、1週間住宅の電気を借りたことがあった。工事の遅れから電気を借りる期日が延びることが予想されたのだが、工事の忙しさから挨拶に行くのが遅れ、住民の反感を買い、その後工事に関して一切協力してくれなくなってしまった苦い経験がある。
近隣住民が工事に協力的だと現場はスムーズに回る。当たり前だと思うだろうが、新人の頃は業務に精一杯で、これが意外と難しいものだ。挨拶や期日、お金の支払いといったことは紙に赤書で書いておくなどして、絶対に最優先で対応することを心掛けよう。
――今回あげた3つは、多くの土木施工管理が初めての現場でつまずいたり、失敗しやすいポイントだ。最初にこれらのことを意識して現場に入るだけでも、失敗を減らし、業務を円滑に進めることができる。今日も一日ご安全に!
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