5人のウズベキスタン技術者に直撃
鈴村氏へのインタビューののち、場所をウズベキスタン技術者が日本語を学ぶ研修室に移り、彼らに日本の印象や建設会社で働く意義について話を聞いた。

左から、フスニさん・ハサンさん・ティロさん・アルスロンさん・ショヒルズさん
――日本に対する印象を教えてください。
ショヒルズさん 当初、日本に来る前は寒い国だと考えていましたが、ウズベキスタンよりも暖かいですね。空気も道もきれいで整然としています。日本人は仕事に対してとても真面目なので、その真面目さを見習いたいです。
アルスロンさん 日本に来て感じたのは、ウズベキスタンと共通点が多いということです。たとえば、日本人は玄関で靴を脱いで家に入りますが、これはウズベキスタン人も同じです。また、日本人は温泉がとても好きですが、ウズベキスタン人も温泉、サウナが好きなんです。共通点が多いので、もう日本に慣れました。
ティロさん 日本の生活スピードはとても早いですが、今は慣れました。あと、イスラム教徒としてありがたいことは、日本にもモスクが増えていることです。なので、イスラム教徒が日本に来ても困らないと思います。
ハサンさん 日本はとても美しく、安全な国ですね。日本に来てすぐ自転車を買ったのですが、カギを外していたときに誰も自転車を盗むことがありませんでした。電車が来る時間もとても正確ですし、いろいろと質問するとすぐに答えてくれるので、日本人の親切な国民性を好ましく感じています。
フスニさん 日本の電車が毎日正確に到着することはありがたいですね。それに、ウズベキスタンでは駅の中にトイレがないのですが、日本ではあります。また、道も空気もとてもきれいです。

ウズベキスタンの首都タシケントの眺望
――日本で働くことについてどうお考えですか?
ショヒルズさん 日本で働けるようになってとても嬉しいです。日本でスキルアップするための時間は多くあるので、たくさんの現場での仕事をこなすことで知識も向上させたいです。
アルスロンさん 日本の会社で働くために最も重要なチームワークです。チームワークは会社の先輩や同僚とコミュニケーションを深めることで養われますし、チームワークがいいと知識を深められます。
ティロさん 日本の発展は日本国民の勤勉性にあるので、勤勉性を学びたいです。
ハサンさん 大東建託の先輩方はとても優しいです。ウズベキスタンで面接をした泉統括部長、鈴村部長、増田課長は毎日のように研修室に来て、「お元気ですか」「今日は何を勉強しましたか」とコミュニケーションを取ってくれます。
フスニさん 大東建託で働くことは私にとって大きなチャンスです。日本の建築はトップレベルなので、一生懸命に働き、日本の建築様式を学びたいです。
――日本の建設会社についてどう思います。
ショヒルズさん 日本の建設会社は世界でもトップレベルです。日本は台風、地震、津波などの災害が多い地域なので、災害に強い建物を建設しなければなりません。多くの新たな技術が開発され、日本の建物がますます強くなっていることに注目しています。
アルスロンさん 日本とウズベキスタンの建築の差には、建てる方法にもあります。日本では木造で建築する建物が多くありますが、ウズベキスタンには木造建築はそれほどありません。私は木造建築の技術や施工方法を学び、将来はいろんな建物を建てて大東建託の役に立ちたいです。
ティロさん 日本を知ると、”水”が多い国の印象があって、海の近くにある家もなぜ倒れないのかといろいろと不思議に思うことがあります。このような強い建築物を造る日本の建設会社は世界でもトップレベルを競っていると考えています。
ハサンさん 日本の建設会社の注目点は高い技術力です。ウズベキスタンではレンガで多くの建物を建築します。日本は木造建築が多いのですが、4階までの建物も木造建築で行っていて、この点は学んでいきたいです。
フスニさん 皆さんが話した日本の建築の高いレベルについては同感です。それに加えるのであれば、安全性も注目点の一つです。私も地震、台風、津波などの自然災害に強い建築を造る技術を学びたいです。
――将来の目標を教えてください。
ショヒルズさん 建築の知識や手法を多く学んで、自分のスキルを上げたいです。もちろん建築技術の知識だけではなく、チームワークも吸収していきたいです。また、当面の目標は1 級建築施工管理技士の合格です。
アルスロンさん 日本の建築手法を徹底的に学び、自分でもこの美しい建築を施工できるように資格を取りたいです。そして大東建託のメンバーの一員としてウズベキスタンで美しい建築を建てることが将来の目標です。そして、私の両親を日本に招待し、日本の素晴らしい観光名所を一緒に訪問することがもう一つの夢です。
ティロさん 先ほど日本は海に取り囲まれ、津波も多く、建築を建てることに多くの苦労があったと想像すると話しました。しかし、日本の建築ではたくみに地下構造を取り入れています。このような難しい地形の中でどのような建築を建てているかをゼロから学び、ウズベキスタンでも地下構造を持つ建物を建てたいです。
ハサンさん 建築の経験を深めるだけではなく、大東建託で働く先輩や同僚すべての方と友達になりたいです。
フスニさん 経験を積んで、自分のチームで建物を建てたいです。
日本の平均年齢は49.9歳と、世界で3番目に高い国だ。インフラを担う技術者や技能者は”エッセンシャルワーカー”だが、日本人単独で行っていくことはもはや難しい。
若く、まじめで、やる気にあふれた外国人技術者の採用に動いた大東建託の取組みは、日本の建設業界にどのような影響を与えていくのか、期待して見ていきたい。
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