何を言われても受け入れる覚悟で頭を下げた。しかし、上層部から返ってきた言葉は意外なものだった。
「赤字になることは分かっていたし、他の現場でカバーしているから問題ない。ただ、今回の自分の実行予算をもう一度見直して、何が問題だったかをしっかりと理解しろ」
自分のミスを振り返る
私は言われた通り、自分の実行予算や工事の進め方などを振り返ってみた。すると、課題が次々と見えてきた。
私の組んだ実行予算の労務費が全く工事の工程に反映されていない。施工単価表では1日100m2施工になっている工種も、工程表を逆算してみると日数があっていないところが数多く出てきた。
さらには、工程を組む段階で職人との打ち合わせを入念にしていなかったため、工事の施工順序が自分の考えと違っていたことが原因で、材料の搬入時期がずれ込んだことなど、次々と問題点が浮かんできた。
工事前までは全く頭で理解できていなかったことが、失敗をしたことで、自分が何をすれば良かったのかより具体的に分かるようになっていることに気づいた。
若手技術者よ、失敗を恥じるな
建設業だけでなく、どんな仕事にも責任は伴う。失敗をすれば、その責任が自分に降りかかってくる。
時には、私のように大勢の前で赤っ恥をかくこともあるだろう。しかし、失敗の大きさが大きければ大きいほど、自分の成長に繋がっていることを理解してほしい。
怒られたくないとか、自分のプライドを傷つけたくない気持ちもよく分かる。だが、その考えは捨てるべきだ。
失敗をした時はもちろん反省は必要だが、失敗をしたことを喜ぶことができるくらいのメンタルを身につけることができれば、成長のスピードは格段に上がるだろう。
重要なのは失敗をした後だ。自分がどういう理由で失敗をしたのか?をしっかりと理解すれば、次の工事では予防・対策ができる。
その知識を持っている数が多ければ多いほど、緊急事態が起きた時でも慌てずに対処することができる。私も過去に現場で大赤字を経験したことで、いい意味で怖いものがなくなった。
誰も失敗しようとして失敗するわけではない。できれば失敗をしない人生を歩みたいものだが、失敗しないということは、何にもチャレンジできていない証拠だと思う。
この業界だけでなく、他の業界でも業種でもそうだと思うが、チャレンジする中で新しいスキルが身に付いていくのではないだろうか。
もし仮に、新人の方で一度も仕事で失敗をしたことがないという方がいるのならば、逆に危機感を持ったほうが良い。失敗は恥ずかしいことではない。
また、建設業で働く諸先輩方で大失態の経験がある方は、ぜひコメント欄で教えていただけると、若手のみならず私の励みにもなるので、どしどしコメントお待ちしています(笑)。
良い記事だと思います!
失敗は糧になる!
ただ若い子にネチネチしてるジジイが現実にはいます…。
ネチネチして若い子がやめたら教育費をジジイの退職金からカットする
就業規則を実装すべきですねw
教育費がどれぐらいかかっているか計算してみよう!
そもそも人が入ってこなくて求人にどれだけかかっているかも計算しようw
人がやめたら困るのは自分では?
今はきついのは分かるんですが後任を育てなければ一生きつくなりませんか?
確かに甘やかして育たないことも問題ですが
嫌な言い方をしなくても良いはずですよね?
施工管理技士は損得勘定が得意なはずですから…。
管工事施工管理だったけど割に合わないから他業種に転職した。早出もなく体操もなくサビ残も無い。真面目な監督程病んでるから付き合いきれない。
施工管理は休めない、残業多いけど金は比較的貰えるって仕事だったんだけど、残業規制のせいで仕事量は減ってないのに、残業代が少なくなってきてついに金も貰えなくなってきたから本当にこの仕事はおしまいだよ。
もしこの仕事に就こうと思っている方がいたら、絶対にやめた方がいい。
アンポンタンの役職者が仕事を請けて、金額も決めて、翌年にやれ。
下請にセカンドオピニオンをしたが、「この金額じゃ出来ないし、多分現調した奴が目がついてんかなぁ。これ、普通に数週間掛かる大工事だよ!」っと言われる。
これを当時受けた人に言えば、「なんで今まで黙ってたんだ!どうすんだよ?なんとかしろ‼︎」っと、パワハラを受ける。
建設業が糞な理由として、管理職を監視する中途者が必要です。
ストレートに「お前が現調して決めたんだろ、お前が責任とれやアホ」っと言える会社が適正だと思います。