生コンを余らせて、高額な残コン代を請求された
私が3年目で少し現場に慣れてきた頃、重力式擁壁の生コン打設で100m3打設予定の日があった。
その日の前日、私はCAD上で数量を確認し、生コン屋に数量の指示をしていたのだが、工事当日の終盤になって残り3台の生コン車を残し、ボリュームが絶対に3車分入らないことに気が付いた。
慌てて生コン工場に電話するも、現場まで距離があったため、すでに出発してしまったと告げられた。結果、10m3近くの生コンを余らせて、かなりの残コン代を請求されることに…。
ミスの原因は、設計が少し変わった箇所があり、そのCAD図面を反映できていなかったこと。そして何より、現場の型枠を計らなかったことがミスに直結した。これも私の苦い思い出である。
勝手にバックホウに乗り、水道管を破裂させた
バックホウの免許だけ持っていた私は当時、重機の操縦がすごく楽しく感じていた時期があった。若気の至りと言っても許されないことだが、職人さんがいない日に勝手に重機に乗り、掘削を進めてしまったことがあった。
埋設物で水道があることはあらかじめ分かっていたのだが、普段バックホウに乗らない私は、案の定操作を誤り、水道管を破裂させてしまったのだ。
ミスの原因は言うまでもない。勝手に重機に乗ったこと、そして操作を誤ったことだ。こういった身勝手な行動が重大なミスにつながることを再認識した瞬間だった。
――他にも数え切れないほどミスを繰り返してきたが、失敗することで経験や知識が増える。萎縮していても何も始まらない。若いうちは失敗を恐れずに、色んなことに挑戦してほしいと強く思う。
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良い記事だと思います!
発注者から提出された図面が漫画過ぎて困ることもありますよねw