「女性活躍」はあえて言わない。自然体で進む女性登用
――女性活躍の面でも注力され、「プラチナくるみん」の認定を受けられましたね。
青栁氏 特別なことではなく、当然のことを淡々と実施してきた結果です。2016年に「くるみん」認定を受けて以降、女性の産休・育休はもちろん、男性従業員の育休取得率100%実現、有給休暇取得促進、時差出勤・時短・在宅といった多様な働き方の整備などを進めてきました。現場監督にも女性がおり、不妊治療などの相談窓口も設けています。これらの継続的な取組みが評価され、今回の認定につながりました。

左から、当社サステナビリティ推進室 課長代理 佐藤氏、執行役員 千田氏、埼玉労働局局長 片淵仁文氏、上席部長 青栁氏
現在の女性管理職比率は11%です。一見低く見えるかもしれませんが、課長候補である係長クラスの35%は女性で、15年前に当社が新卒採用を本格化させてから入社した層が、ちょうど昇格時期を迎えているため、今後比率は確実に上昇します。当社は業績成長に伴いポストも増え続けていますが、「女性だから」と無理に登用するのではなく、男女関係なくふさわしい人物が就くべきという考えのもと、自然と女性管理職が増えている状況です。
ある就活生からは「多くの会社では女性活躍推進の話をされますが、なぜ御社はあまりアピールしないのですか?」と聞かれたことがあります。私は「当然のことなので、あえて話す必要がないと判断しました」と答え、改めて取り組みを説明したところ、「そこまでやっているんですね」と驚かれました。
――社内の環境整備が進む一方で、対外的な戦略としてM&Aも加速させています。ここにも、施工力の確保という狙いはあるのでしょうか。
青栁氏 M&Aに関しては、施工力確保というよりは営業的なボリューム拡大、スケールメリットの追求という側面が強いですね。ただ、施工面でのシナジーも生まれています。当社の「コンパクト分譲」のビジネスモデルを注入することで、グループ各社の生産性や利益が向上します。
また、当社の職人がM&A先の企業へ出向し、「こちらのやり方が効率的ですよ」と技術指導や意見交換を行うケースも増えています。今後もグループ会社は増えていくと思いますが、施工面での切磋琢磨による生産性向上は重要なポイントになると考えています。
ケイアイスター不動産の急成長の裏側には、徹底した「人への投資」と、それを支える合理的な戦略があった。2025年、2026年と続く同社の快進撃は、この強固な「人づくり」がある限り続いていきそうだ。
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