ついにバレる現場代理人と設備工の不倫愛
いつもあの現場にいたはずの設備工Eさんが、肝心な日に現場に来ないという事態が発生したのです。
当然工事は進まず、現場の皆さんは彼女を探すことに半日を費やしたそうで、日も落ちかけた頃にようやく発見の連絡が入りました。私も、心配した旨と休む場合は一度連絡をした方がいい、というアドバイスをメールで送りました。返信はシンプルに謝罪のみでした。
翌日、現場へ行くと大工さんがいて、いつもの2人はいませんでした。当然、話題は昨日の設備工Eさんの失踪の件になるわけで。
大工「いや~、昨日は参っちゃったね」
私「お疲れ様です。見つかってよかったですね~」
大工「まったく、俺らを巻き込むなってんだよ。なあ?」
私「え、失踪前に誰かと喧嘩か何かあったんですか?」
大工「もしかして気づいてないの?」
私「何のことでしょう?」
大工「マジで知らないの?UさんとEさんデキてんだよ」
私「!?!?!」
昨日、設備工Eさんを発見した大工さんと設備工の社長は、日ごろから抱いていた疑念から、Eさんに真相を問い詰めた結果、全てが明確になったということでした。
失踪前夜、2人は喧嘩をしたそうで「Uさんが謝らないと現場に行かない!」と言い捨てた設備工Eさんはそのまま行方をくらませた、というわけなのでした。当時新婚だった私は「不倫」という衝撃的な事実に頭が真っ白になりつつ、今まで疑問に感じたことの全てに合点が行ったことに、少しの爽快感も感じていました。そして、何と言うくだらんことで大事な仕事を投げだすんだ、と2人には心底がっかりしました。
失踪事件後、すぐに設備工Eさんは会社を辞めました。情報通の大工さんいわく、妊娠して、悪阻がひどいから、という理由でした。独身の彼女が妊娠した理由は明確で、妊娠を隠さないところからも、彼女の気の強さが伺えました。どういうつもりか、就労時間内に2人でホテルへ行っていたことや、夜な夜な現場で密通していたことも彼女はメールで告発してきたのです。
すぐにこの問題は現場代理人Uさんと私の会社でも審議にかけられましたが、結局Uさんに表立った処罰はありませんでした。男性社員たちは今までと変わらない様子でしたが、女性社員から果てしなく冷たく対応され、ランチタイムに悪口を言われるという私刑に処されていました。
えぐいなー
エグくないだろ!
羨ましいだろ!
工事現場には女がいないんだよ!
だからちょっと可愛いかったらモテる!
ちょっとでも女性らしさあったらこっちのもんよ!
いいなぁー!
羨ましい!!
おれもダクト女と繋がりたい!