ロータリーバイブレーションとは、東亜利根ボーリングによって開発された低騒音型ボーリングマシンのことで、原理的には、騒音が大きくなるヘッド部に吸音材/遮音材を装着、放熱装置(ラジエーター)を増強することで、エンジン回転数を向上させ、生産性向上/労務費削減に寄与するものである。尚、都市部における騒音対策として、従来型では1500回転まで抑制する必要があったが、回転数を2000回転弱にまで向上させ、かつ12dB程度の低騒音化を実現することで、掘削能力/換気性能の改善を見込むものである。ちなみに今後、地層に応じた制御データの収集/分析を通じ、ロータリーバイブレーションは自動制御による機能付加が期待されている。