手垢止めとは、木の仕上げ材を扱う場合に、手垢が付かないように木の表面に塗る塗料が手垢止めといいます。手には油が付いています。それが木に付着すると黒く変色し、タオルで拭いてもなかなか落ちません。それを防ぐために塗装します。塗装材料はクリヤラッカー全消しです。艶なし塗装となります。1回塗りになるのか2回塗りとなるのか、木の材質と吸込み具合によります。3回塗りとなると木の表面がつるつるとなり、木の質感が出ません。試し塗りをして最適な方法を検討してください。また、この方法は設計者に承認を得た方が賢明です。