デュアルTMD-NT

デュアルTMD-NTとは、野村不動産/竹中工務店によって共同開発された最先端の制振装置のことで、新宿野村ビル最上部の両端部(屋内)に設置されたものである。原理的には、TMDの改良版と位置付けられ、錘(3m/700t)を2段積層ゴム/リニアスライダーで支持することで、長周期時振動の揺れの大きさに応じたスライドによって最大変形の軽減に寄与するものである。尚、揺れ幅が小さい時は積層ゴムで、大きい時はリニアスライダーが作用することで、揺れ時間の軽減にも貢献するものである。ちなみに、デュアルTMD-NTは国土交通省大臣認定を取得し、特許も出願中とされる。

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