パフェグラウト工法とは、日特建設によって開発された構造物(維持補修)向けのグラウト充填工法(補修・補強工法)のことで、原理的には、パフェグラフト(セメント系充填材)/パフェプラント(施工装置)を組み合わせることで、多様な構造物(1.5~24N/mm2以上)における空洞・空隙(幅1cm以上)にパフェグラウトを充填するものである。尚、パフェグラウトは用途に応じて、配合1号(長距離配合)/2号(軽量配合)/3号(高強度配合)/4号(エアモルタル配合)の多様な配合構成がなされており、(パフェプラントの)COGMAシステムによってグラウトの流量/圧力が自動制御され、注入/施工されるものである。ちなみに、パフェグラウト工法はNETIS登録技術であり、空洞・空隙重点の他、グラウンドとアンカーの定着注入/地下埋設管の閉塞などに適用されるが、一般的な施工フローは、注入孔削孔から注入管を設置し、注入ホースを取り付けて(グラウト)注入を必要回数繰り返すもので、撤去後に注入孔を目詰し、機材を搬出する一連の流れとされる。