フライアッシュ(CfFA)とは、未燃炭素量を1%以下にまで減らしたフライアッシュのことで、大分大学発のベンチャー企業、ゼロテクノ社によって開発された。フライアッシュ(CfFA)は粒径に応じてⅠ種、Ⅱ種、Ⅳ種に分級される。通常、未燃炭素を除くにはフライアッシュを焼成するが、1000℃以上だとポゾラン反応の効果が失われ、他方800℃以下では未燃炭素を除去できないとされるため、800~1000℃に制御する必要があった。フライアッシュ(CfFA)によって、フライアッシュ中の未燃炭素がAE剤に吸着して品質低下を招く課題は解消された。