HCB-F(ハイブリッドクレイバリア・フライアッシュ)とは、東洋建設によって開発されたフライアッシュを使用した新しい土質系遮水材のことで、海面処分場への適用が想定されている。原理的には、海水/セメント/フライアッシュ/ベントナイト/繊維材で構成され、国内で稼動が進む石炭火力発電所における発電量の増加により、排出されるフライアッシュ等を最大限有効(再)利用するもので、粘性に富んだスラリーを生成、地盤変形に追随できる上、処分場底面の遮水性能の向上/遮水層を薄く押えることに寄与するものとされる。尚、HCB-F(ハイブリッドクレイバリア・フライアッシュ)の活用に伴い、石炭火力発電所周辺への廃棄物海面処分場の築造/適用と、汎用機器による製造プラントの構築を通じて、更なる施工費の大幅削減が期待されるものである。ちなみに、1m3当たりの配合は、(上記順より)564.3kg/72.8kg/699.2kg/174.8kg/5.4kgとされる。
HCB-F(ハイブリッドクレイバリア・フライアッシュ)
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