レインスケープ

レインスケープとは、竹中工務店によって開発された植栽空間を活用した雨水の貯留・浸透空間のことで、原理的には、豪雨時の降水を植栽空間に集め、充填材の浸透層を通すことで、リン/窒素の除去による水質浄化(レインガーデン)を図るものである。尚、水質改善後の雨水は(集水用配管を通し)貯留槽/修景池等に回収される他、地下への浸透による下水道への流出抑制(ピークカット)に役立つものとされる。また、レインスケープは上部植栽における暑熱対策/景観形成などにも寄与するものとされる。ちなみに今後、レインスケープにおける材料(砂/礫/多孔質材料)の配合/透水性/浄化効果などのバランス調整を検証した上で、浸透層/植栽における地産材料の技術改良も期待されている。

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