廃プラ破砕機とは、三菱マテリアル(横瀬工場)によって開発が進められているセメント製造時の廃棄物処理設備の1つとして、熱エネルギーの代替となる廃プラスチック処理設備のことを指す。原理的には、廃プラスチックを破砕機で砕く際、従来型では人力による(金属/ガラスの)選別がなされていたのに対し、当該設備は風力で不純物を除去するもので、処理量の大幅増加が可能となった。尚、下水汚泥の処理設備においては、最新の汚泥ホッパー導入による受け入れ設備の相乗効果により処理量の大幅増加が見込まれている。ちなみに、セメント製造に伴う廃棄物として下水汚泥/廃プラスチックの他、焼却灰/建設現場発生土/CO2排出量などが挙げられ、廃棄物処理量の更なる増加に伴い、熱エネルギーの代替となる廃棄物の(受け入れ)許容量増大(550kg/t;セメント1t当たり)を目指し、今後も廃プラスチック処理設備を中心とした設備投資が期待されている。