指向性音カメラ

指向性音カメラとは、熊谷組によって開発された新型の音源探査装置のことで、2007年に熊谷組/中部電力/信州大によって共同開発された音カメラのアドバンス版として位置付けられる。原理的には、マイクロホン(5つ)を搭載したデジタルカメラ(ハイビジョン仕様による視野角100°)で対象(1000~6500Hz)を撮影することで、画像化によるインフラ構造物の劣化診断に寄与するものである。尚、音源方向(全方位)/音量/大きさ/色をリアルタイム表示/計測する際に、従来型に比べ、(橋梁など対象表面の)浮き/空隙部分による干渉が最小化されるため、ノイズなどのバラツキがなく、効率的な点検/定量的な評価が見込めるものである。

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