無ばっ気循環式水処理技術

無ばっ気循環式水処理技術とは、JS(日本下水道事業団)/高知市/高知大学/メタウォーターによって共同開発された標準活性汚泥法の代替技術(実証施設)のことで、下水道の処理性能向上/消費電力削減/コスト削減を目指すものである。原理的には、3つの水槽(ろ過槽/生物処理/ろ過)で構成され、従来型(のばっ気工程)における、生物処理に必要な送風機が不要とされることで、(散水ろ床法によって)当該消費電力を低減し、既存下水処理場への整備/更新をコンパクトに実施するものである。ちなみに、無ばっ気循環式水処理技術は下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の1つとして位置付けられており、実証実験による各種データの取得/解析を実施する中で、更なる消費電力削減が期待される。

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