グリッドシーバー工とは、野芝付ジオテキスタイルのことで、河川護岸の緑化を図る技術として日本植生株式会社によって開発された。原理的には、ジオテキスタイルネット/芝生/不織布による3層構造(ユニットシーバー;1.05m×3.0m)で構成され、縦張り/コの字型に連結してネットに埋め込んで一体型とすることで、流速による洗掘/吸い出しの抑制に寄与するものである。グリッドシーバー工は重量構造物に依る従来型に比べ、軽量(約10kg/m2)であるものの適応流速が5m/sと向上され、施工直後から耐流速性/緑化が見込めるものである。尚、4~6月のゲリラ豪雨の懸念に際し、一般には6~10月は出水期とされ河川工事が困難になるため、10~3月における護岸工事に適する工法としてグリッドシーバー工が選定される。ちなみに、グリッドシーバー工はNETIS登録技術である。
グリッドシーバー工
話題の記事
-
点数稼ぎに走るのは「なんか違う」
- インタビュー
- 技術を知る
2023.05.30
-
【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞
- インタビュー
2023.04.18
-
人と機械はどう補完? これからの橋梁点検
- インタビュー
- 技術を知る
2023.02.28
-
地場コンが無理やり「週休2日工事」を導入した結果
- 失敗を生かす
2023.02.24
-
職人が大激怒!現場監督として初めて担当した現場でトラブル発生…
- 失敗を生かす
2022.10.07
-
日ハム新球場は600億円、神宮球場は53万円? プロ野球12球団スタジアム建設費ランキング
- エトセトラ
2022.05.03