突起レスロックボルトとは、山岳トンネル(の支保工)に適用される”突起部のないロックボルト”のことで、原理的には、ロックボルト部(&特殊テーパーナット)をワッシャー部(丸型;9mm)の高さと揃えて埋め込めることが可能、角部における防水シートの破損も防ぐこともできる。突起レスロックボルトにより、ロックボルト施工における吹き付けコンクリート面の突起部(約3cm)をほぼなくすことが可能とされ、温度応力や乾燥収縮の影響によるひび割れが防止できる上、突起部付近の覆工コンクリート厚さ不足を避けることも可能とされる。突起レスロックボルトは戸田建設によって開発された。戸田建設JVは(仮)浜当目トンネル(延長1050m)における5本分の試験施工では、施工性に問題無しと確認された。